2019年11月30日土曜日

黄色い間

自販機の裏に捨てられたベッドのマットレス。
後ろは自販機と思いきや黄色いベッドフレームであった。

それに怒る張り紙。
しかし、見事な場所に捨てるものである。


(十三 大阪)

2019年11月27日水曜日

左人差し指でシャッターを切る


飛行機から紀伊半島を撮影する。


2019年11月26日火曜日

女神の荷物

女神に荷物を届けに来たのだろうか。
クロネコヤマトのトラックがミニカーに見えるほどに
女神は大きかった。

(青葉通り 仙台)

2019年11月24日日曜日

隙ある風景 写真展

写真集を発売したものの、展示をきちんとできていなかった。
どどんと新作も作り直して写真展を開催。
秋田とMARUZEN&ジュンク堂梅田本店で
展示はしていたのだが、新作を作る時間が追いつかず、旧作だけで展示。
今回ようやく新作も展示できる様になったのである。
場所はビジュアルアーツ大阪。
上田義彦さん、河瀬直美さんなどを輩出した
写真・映像などの名門の専門学校である。
こちらで年に1、2度講義をしている縁があって、
展示をさせてもらうことになった。





清浄なホワイトキューブに、汚れた写真を張っていく背徳感。
ダンボールで写真を裏打ちし、世界観をあわせていく。
作品数は50ほど。写真のサイズはA2となかなか大きい。
PCのモニターで見るのと実物はかなり違う。


写真集の現物も展示。
(著書「迷子のコピーライター」もついでに)


あなたの隙も募集中。
最優秀の隙には写真集をプレゼント。
1月12日まで開催しているのでぜひお越しください。

(曽根崎 大阪)

不憫なバス停


冷たいコンクリートの上でバスを待つおばあちゃん。
ベンチを設置してあげたいところである。


(三ケ 射水 富山)


2019年11月23日土曜日

無理しない

バイトを雇ったり、ごはんをたくさん炊いたりと
がんばって売り上げを拡大しようとする気持ちはないようだ。


(千石町 富山)

安心感

まるで実家に久しぶりに帰ってきて
おかんが駅まで迎えにきてくれたような安心感がある。
しかし、これはタクシーである。
服は普段着、シートのレースもおばちゃんの趣味だが
これはタクシーである。

その眼差しはおかんではなく
目的地に急ぐ運転手のものである。

(新富町 富山)

2019年11月12日火曜日

凄腕のハンター

娘を連れ、ベビーカーには赤子を連れ、ポケモンゴーをする母親。
ケータイ2つ使いは何度か見たが3つ使いは初めて見た。

(阿部野筋 大阪)

2019年11月7日木曜日

老夫婦はゆく

老夫婦は行く。

まるで若者のようにどこまでも。

そして、ぼくは老夫婦を見失ってしまった。

(上本町 大阪)

2019年11月5日火曜日

ライブハウスの照明

COMEという90年代アメリカのグランジ・オルナタティブの
カリスマバンドのフロントマン2人が大阪に来た。

ぜんぜん、二人は知らなかったが友人のグレッグが
日本ツアーを企画したのでに誘われていった。

悲しく、憂い、怒りがある。
自身の不幸は周りのせいだど他者を攻撃するように。
自身の不幸は自分のせいだと自分を攻撃するように。
まさにあの時代の歌だった。











しかし、それより前の人の頭部が気になった。
色違いで撮ってみた。

(堀江 大阪)

2019年11月4日月曜日

シュールレアリスムとの偶然の出会い

「解剖台の上のミシンとコウモリ傘の偶然の出会い」

シュールレアリスムを端的に表した
ロートレアモンの有名な文章がある。
つまり、シュールレアリスムとは人間の作為的な芸術を排して、
人智を超えた偶然の出会いによる美しさや新しさを追い求めたのである。

和歌山のドブ川の中でメガネと卵が偶然に出会っている。

しかし、特に美しくはなかった。
でも、確かに新しかった。


(御坊 和歌山)

2019年11月3日日曜日

KFCの危機

ケンタッキーの看板でバイトを募集するとは
そこまで人手に困っているのか。
ブランドやビジュアルアイデンティティを何よりも大切にする
外資がそれを犠牲にしてまでアルバイトを募集するとは。
地方は人材不足である。

(御坊 和歌山)

紳士的なみかんの渡し方

シルクハットのダンディな紳士が
スーパーでみかんを袋で買い、
それをダンボールで詰め直している。
これが紀の国の紳士のマナーなのであろう。

(御坊 和歌山)