2023年12月31日日曜日

2023 隙ある風景 BEST10

年末年始恒例の、隙ある風景 2023年 BEST10の発表である。

第10位 ありあまる放課後

部活にでも入った方がいいとおもう。 (桃谷・大阪)

第9位 元球児

左でも右でもよいスイングをしていたのでうまかったのだとおもう。(京橋・大阪)

第8位 桜の女王

こんな色のダウンを着れるのは日本人ではない。(弘前・青森)

第7位 開店休業

ゴーストタウンのように街も人も眠っていた。 (三沢・青森)

第6位 古着の納品

ファッションの街ならではの光景である。(南船場・大阪)



第5位 それでも歌いつづける

その肝っ玉に乾杯。(南方・大阪)


第4位 なんとしても帰る

ヒールが折れたのだろう。なんでもいいから靴を買って帰るという選択肢もあったはずだが裸足で帰ることを選んだのだ。ICカードのタッチに怒気がこもっていた。(天王寺・大阪)

第3位 祝福の御堂筋

阪神の優勝パレードにて。工事現場の人たちもちゃっかり祝福していた。(本町・大阪)


第2位 標的

いくらおもちゃとはいえ銃口を向けているのはいい気味はしない。(新世界・大阪)

第1位 M字開脚

四万十川名物の沈下橋の上でたたずむおばちゃん。まるでベトナムのようである。(四万十・高知)

以上、2023年の隙ある風景である。。高知から青森まで日本全国、隙は探せばあるものである。コロナが落ち着き、街に人通りも増え隙は撮りやすくなってきた。マスクをしている人もずいぶん減った。海外も行きやすくなったので2024年は海外の隙を撮りたいなと思っている。インドとかいきたいな。あと、写真集の第2弾も出せるといいな。というわけで2024年もよろしくお願いします。

2023年12月28日木曜日

無口な親子

父親も子どももスマホをいじってはいるが仲はよさそうである。

(堂島 大阪)

2023年12月26日火曜日

大いなるなんでやねん

茶臼山公園の池にアジが死んでいた。なんでやねーん、だれやねーん、ここに捨てたん。

(天王寺 大阪)

2023年12月23日土曜日

京都っぽくない朝

土曜日の朝の京都、徹夜明けのホストが眠っている。それを安いと言っているようで。

一体誰から隠れているのか。服も迷彩でメタルギアソリッドのようであった。

(四条河原町 京都)

2023年12月20日水曜日

雪が育む色

土偶のキャラが薄着でとても寒そうである。三戸から電車を乗り継ぎ、青森へと向かう。


長靴で職場に向かうおじいさん。

やってきたのは青森県立美術館。奈良美智展をどうしても見たかったのだった。幸運にも三戸で仕事があったので、その帰りに寄ることができた。

奈良さんの故郷が青森県弘前市ということもあって展示内容に気合いが入っていると聞いていた。青森県立美術館には「青森犬」という常設の奈良さんの作品もあるし期待が持てる。そして、昨年、奈良さんに北海道でたまたま会って、なんだかとても気になる人だったので、行ってみたかったのだった。世界的なアーティストなのに、権威なんてみじんもなくて、どんな人にもフラットに接していて、その辺にいそうなおじさんだった。つまり、素敵な人だったということだ。

展示はとてもよかった。それぞれ個人でどの絵が好きかは分かれるだろうが、まずは展示点数がとても多い。奈良さんの半生に沿って作品が展示されていたのもよかった。特に、奈良さんがバイトをしていた弘前のロック喫茶「33 1/3 」がそのまま再現されていたのがよかった。な仲間たちとDIYでつくったお店で、そこでたくさん遊んでいい音楽をたくさん聴いたんだろうな。奈良さんのルーツを知ることができた。

奈良さんは、ロック喫茶でバイトして、海外を旅して、ドイツに留学してと、自由をたくさん吸ったからあんな絵が描けるのかなあ。ぼくも大学の時、仲間と遊んで、世界を旅してたくさん自由を吸えた。でも、働きだしてから、あんまり吸えなくなったな。そして、今はたくさん吸っている。新世界のピカスペースだってみんなでDIYでつくった俺たちのスペース。だから、いい作品ができるかもしれない、なんて期待を込めて。



写真は展示を見終えてバスを待つ人たち。奈良さんの展示を見たあとだからか、全てが絵になるような気になる。

美術館のすぐ隣は三内丸山遺跡である。雪の道を歩いて一人で縄文遺跡を歩く。シガーロスを聴きながら一人、雪国気分を盛り上げる。


雪の中にいると、白にもいろんな白があることがわかってくる。

そこに現れたカラフルなおばさん。ガイドさんである。雪の中では静かな色にしてくれよ、そう思った時に、岩手出身のYさんのことを思い出した。仙台から大阪に赴任になって「大阪の女は原色の服を着ているんで無理っす」と言っていたことを。こういう環境で育ったら確かに服の色数は減りそうだ。オフホワイトとホワイトの違いなどを楽しんだりするのだろうか。

(青森)

2023年12月14日木曜日

枯れた花園

地名も花園だけに気になった。冬だから仕方ないけれども。

(花園 かつらぎ町 和歌山)

2023年12月12日火曜日

途中で脱げたのか

この落とし物は初めてである。

(天王寺駅 大阪)

2023年12月5日火曜日

商品の境目

売り物か私物を干しているのかわからない。

(庄内 豊中)

肝っ玉の太いおばさん

駅のホームで譜面を見ながら歌の練習をしていたおばさん。

人が来ると、席を譲りつつも歌の練習は続けた。

(南方 大阪)


2023年12月1日金曜日

忘年会の季節

街にはこういう人が多くなってきた。忘年会の季節だ。

(阿倍野)