2022年5月30日月曜日

隙ある風景 写真展 in 高松

隙ある風景 in 高松。1ヶ月に亘る展示が本日最終日。

高松の商店街の一角にあるコトマス兵庫町という空き家を改修したスペース。



1階は土壁が効いていてよい感じ。



2階は空き家状態のものを大雑把に展示する。

広さはなかなか。作品をびっしりと。

静かに見る人から。

笑いが止まらない人まで


なんで高松で会う?という東京の友達に会ったり、

四国各地から懐かしい人が来てくれたり

懐かしい人に出会えたり

新しい出会いがあったり

元ブランキージェットシティの照井さんが香川に移住したというのもあってふらっと寄ってくれてバンドを結成した風に撮ってみたり




高松の酔狂、キキさんが毎晩乱入しては寝落ちして、

ありがとう、高松のみんな。隙ある末長いお付き合いを。

2022年5月27日金曜日

こんぴら参り

やってきたぞ、こんぴらさん。写真の大野さんの案内でこんぴら参り。大野さんは地元で染物職人をしていて、橋の両側ののぼりは大野さんが作ったのである。


参道をまっすぐ歩くと坂が増えてくる。両サイドは土産物屋になっている。写真は不思議なアーケード。

不思議な三叉路

坂がだんだん急になってきた。

住所はこの階段の段数で表記する。

さわやかな自衛官が降りてくる。

だんだんと緑は濃くなり、人もまばらになってくる。

お堂の真上に太陽がある。神秘的な光景。


本堂を越えて奥の院まで走破する。1時間ほどずっとのぼりを歩いた。充実感はこの上ない。大野さんと、友人の子どもとぼくという不思議な取り合わせ。


金比羅山の上からみる讃岐平野は美しく、そよ風が火照った体を冷ましてくれる。

高松の深い海

高松の横丁で泥酔する老人。まるで深海に住む魚のようだった。

(片原町 高松)

2022年5月21日土曜日

友人をあきらめる

友人が泥酔して救急車を呼ぶ。友人は赤信号だ。

(山王 大阪)





新世界のサモハンキンポー

暗闇に浮かぶランニング。行きつけの中華料理店のおっちゃんだ。



おっちゃんはなかなか写真を撮らせてくれない。いつか、おっちゃんの写真集を作りたいと思っている。

(新世界 大阪)

2022年5月17日火曜日

急ぐ女


目の前に靴を脱いで歩く女性がいる。

女性は駆け足である。

ヒールでも折れたのだろうか。

先を急ぐ女性。

そのままアスファルトの横断歩道を渡る。

ここは運転免許センター。試験か何かがあって間に合わないから素足で歩いているのだろう。

と思ったら靴を履いた。ヒールは折れていない。ただ、時間を稼ぐための素足であった。


(光明池 堺 大阪)

2022年5月13日金曜日

石州瓦の隙

石州瓦が美しい。島根の温泉津へとやってきた。

石州瓦の上には旅館の洗濯小屋がある。



石州瓦の拝殿の前でストレッチをする人。


(温泉津 島根)
 

2022年5月8日日曜日

商店街の終わりと始まり

坂出の商店街を歩く。9割のお店が閉まっているのではないだろうか。定休日かもしれないがなかなかのシャッター商店街である。


店舗が朽ちている。


この状況でこのポスターは笑えない。




そんなガラガラの商店街でパンダを投げては受け止めている少年がいる。商店街の希望と現実を見た。

(元町 坂出 香川)

鬼ヶ島へ


朝の高松港。マスクのショルダー掛けは初めてだ。外し方がおしゃれである。
島民の方がまた待っている。私もフェリーで女木島へ。

ここは鬼ヶ島としても知られる島。瀬戸内国際芸術祭の作品も見たいがまずは鬼がいたと言われる山頂の洞窟へと移動する。入口には見張りの鬼がいる。

洞窟の入口では係りのおじさんが写真を撮ってくれる。この赤いブルゾンが欲しい。

山の上にもかかわらず、中はかなり洞窟になっていて確かに鬼、もしくは、盗賊、海賊の類ががいてもおかしくない雰囲気はある。山の上だから守りやすいし。黒澤明の「隠し砦の三悪人」の隠し砦そのままである。

鬼が桃太郎に笑顔で手を振っているが桃太郎は敵であるからそんなはずはなく。敵に洗脳されたか。連合国軍総司令官マッカーサーに手を振る日本人のようである。



洞窟を出ると三角の山。瀬戸内はどうしてこのようなきれいな円錐の山が多いのだろう。


山を下るとヒトの生活がある。


高松港に戻る。疲れ果てている観光客。私も同じ気持ちである。


(高松港 女木島 香川)