2018年3月31日土曜日

窓を開けてもいい季節


日差しを少し浴びて、気持ちよさそうに寝ていた昼休み

(南青山 東京)

力士のカバン

日本相撲協会は力士のカバンまで規定すべきかもしれない。

(新大阪駅)

絶対にニセモノ

プラダは縄に囲まれてはいなかったような気がする。

(淀屋橋)

2018年3月30日金曜日

釜ヶ崎の桜

釜ヶ崎の三角公園の桜は満開。
日本のスラムのど真ん中だけれども桜の美しさはどこも変わらない。

おっさんの頭もきっと咲いている。

(萩之茶屋)


2018年3月28日水曜日

ワイファイ ゾンビ

おっさんが通路の片隅でDSをしている。



どうしてこんな場所でやっているんだと考えると
おそらくWi-Fiが入るからだと思われる。

(あべの筋)

2018年3月27日火曜日

花に誘われる人々

昼休み、サラリーマンが満開の桜の下でギターを弾いていた。


おばあさんがモクレンに夢中になっている。
冬から春になると人が外に出てくるので隙は撮りやすくなるのである。

(中之島 大阪)


2018年3月25日日曜日

姉妹商店街


新世界市場に台南のやつらがやってきた。
正興街(ジャンシンジェ)からの刺客である。
これはまだ第一陣。これからあと10人ぐらいやってくる。

正興街は台南のすんごいストリート。詳しくは以下のリンクを
http://keitata.blogspot.jp/2017/11/blog-post_70.html


とりあえず日本に到着したてのメンバーを鳥貴族へ連れて行く。
日本を代表する食でもてなそうとあれこれ考えたが人数とコスパを考えると
ここに落ち着いてしまった。

さて、それから3日後、台南のやつらとイベントである。
台南の正興街と新世界市場とが姉妹商店街締結を結ぶのである。
チラシデザインは後藤マユコ。

代表の高耀威と同じ年ということもあってとても気が合って、
軽い気持ちで「姉妹商店街になろう」というと、すぐにやりたいと返事がきた。
そして、すぐに「今度、みんなで日本に行くよ」と。
1年ぐらいかけてやるつもりだったのに、その速さにびっくり。
面白いことへの貪欲さが彼らの強さなのかもしれない。
正興街はぼくたちよりもはるかに進んで自分たちで地域を元気にしていて、


まずは、プレゼン対決。
正興街と新世界市場の地域を活性化してきた事例をプレゼンする。
街の雑誌を作って資金を作ったり、勝手に公園を作ったり、
キャラを作ったり。日本にもないおもしろい事例ばかり。
正興街は、今や、台南一といっても過言ではないほどのおもしろい場所になっている。
大阪で言うと中崎町、東京でいうと、蔵前といった感じだろうか。
学ぶことが多くて、本当にいろいろと勉強になった。
新世界市場の話も向こうにはとってもおもしろかったみたい。

つづいて、メインイベントの条約調印式である。



ぼくは司会進行である。
顔の右が日本、左が台湾のつもり。台湾の国旗は少し難しかった。
そして、手に掲げているのが条約文である。
条約文は実際の条約の書き方に習い、以下のようにした。

我々、大阪の新世界市場と台南の正興街は互いに国が違えど、
地域をユニークなアイデアで活性化してきたということを認識し、
野良猫が多いという共通点を持つことを深く心に留め、
互いの関係性の発展、互いの交流による日台関係の深化、
ユーモアと斬新なアイデアを以って地域を元気にするという
我々の方法が全世界に広がって行くことを強く望み、以下の条約を締結する。

1.互いの人材を積極的に交流させる。
2.互いの物品を積極的に交流させる。
3.互いのアイデアを積極的に交流させる。
4,互いを助け合う。
5.互いを愛する。

 新世界市場の宮浦代表、正興街の高耀威 代表が署名をした。

 無事締結。

両サイドには各商店街の旗を掲げた。
ここは本当に感極まった。
友情と友愛と博愛が混ざった未だかつてない感覚。

友好のあとは対決だ。日台卓球対決。


 日本は1勝しかできず。


ちなみに台を買うのも、レンタルするのも高いので
ハルキが夜なべをして作った。国際規格に合わせている。

その後は、料理対決。
台湾料理は本当にうまい!

そして、パフォーマンス対決。
まずは台湾の人を歓迎しようと、日本人の山口真央ちゃんが見事な二胡を演奏する。
台湾の曲も何曲か披露。日本人も台湾人もいたく感動していた。



続いて正興街のバンド。
日本の曲も1曲やってくれた。


続いて日本からチャーハン&西ナマゾン。
西ナマゾンの奏でる音楽に合わせて
チャーハンくんが小さなボールでリフティングのダンス。

台南のケン玉の達人、張先生が乱入

難易度が高い技を10回目ぐらいで成功させてホッと一息。


最後はみんなで記念撮影

最後は正興街代表の高くんと。

締結した条約は守らなくてはなりますまい。
次は新世界市場のメンバーで台南に乗り込もう。

2018年3月21日水曜日

横丁の泥棒

鍵をなんとかしてこじ開けようとしているおっさん。
白昼堂々やっていたから泥棒ではないと思う。

(古町 新潟)

2018年3月20日火曜日

日本海のゴルファー

所用ありて新潟へ。
海からの風は身を切る寒さである。
日本海は険しく、そしてかっこいい。

物思いに耽って振り向くと
ゆるいおっさんがバンカーショットの練習をしていた。
こんな寒い中、ゴルフとはかなりの好き者である。


(五十嵐浜 新潟)

日本海で考える

信濃川の河口、海からの波と川の流れがぶつかり合い、
まるで巨漢力士同士の立ち合いのようなバチンと激しい音を立て、
大きな水飛沫をあげている。

相反する2つの力がぶつかると大きな力が生まれる。
人間もそうかもしれない。
相矛盾する2つの思考を持つ人間は
それがぶつかりあうときに大きな力を生むのではないだろうかと。
迷いなき真っ直ぐなの1つの大きな流れよりも、
相反する2つの流れがぶつかり合うほうが大きな力をうむのではないかと。
自身の人生を振り返りそう思う。
ドストエフスキーは無神論の共産主義と絶対的に神に帰依する
ロシア正教をともに信奉し、
そのぶつかり合いが『カラマーゾフの兄弟』という類稀なる作品を生んだ。

と、理屈っぽくなるのは日本海の曇天のせいである。

(関屋 新潟)

2018年3月18日日曜日

乳離れず

母がケータイをいじっている間、
子どもは母の乳をいじっていた。

(新橋 東京)

2018年3月17日土曜日

郊外の風景

ここがどこかわからなくなるほどのどこにでもある郊外の幹線道路の風景。

(百舌 堺)

2018年3月15日木曜日

春が来た

春である、春の陽気である。
今年の冬は寒かったから歩いているだけでただただうれしい。

(高津 大阪)


2018年3月13日火曜日

友人への報告

のけぞりながら就活の面接結果を友人に話す。

(肥後橋 大阪)

2018年3月10日土曜日

ブルーライト

おばあちゃんのマスクをタブレットのライトが青く照らす。



(本町駅)

朝から糖分

会社への通勤途中、ぼくの前を歩く男の後ろポケットにはペットボトルが入っている。
よく見れば巨峰ジュース。朝から巨峰ジュースは甘過ぎやしないだろうか。


しばらくあとをつけてみる。

エレベーターで一口飲んで、どこかへいってしまった。

(天王寺駅)

2018年3月7日水曜日

中之島の朝

川沿いのベンチで朝から軽快なトークをかますヒップホッパーのような老人2人。



実はトリオで、3人目は会話を無視してずっと腰のストレッチをしていた。

(中之島)

おばちゃんのうしろのおばちゃん

鏡の前で誰かをずっと待っていたおばちゃん
(天王寺駅)

2018年3月4日日曜日

食べる顔つき

スケート場で子どもたちがラーメンをガッついている。
とてもいい光景だと思ってカメラを向ける。

しかし、一人の子どもの顔が気になった。

顔がやばい。

本当に顔がやばい。
腹が減っているからこんな顔になるのだろうか、
ラーメンを食べるとこんな顔になるのだろうか、
それともいつも食べるときはこんな顔なのだろうか。

(真田山 大阪)

2018年3月3日土曜日

TEDx 魂の叫び

この日はTEDx Youth@Nambaである。
つまり、TEDでぼくがスピーカーとして話すわけである。
持ち時間は18分以内と短い。
いつも講演で90分ほど話しているから余裕と思っていたが
内容を削る作業が本当に大変であった。
自分が一番みんなに伝えたいことはなんだろう、
TEDのテーマでもある「Ideas Worth Spreading」
つまり、「広げる価値があるぼくのアイデア」とは何だろうと頭を抱える。
メッセージを1つに絞り込む作業は広告そのもので、
それが企業の商品なら冷静に絞り込めるのだけれども、
ぼくの人生から絞り出されるメッセージを1つにするのは本当に骨が折れることで、
あれこれ言いたくなるのをぐっとこらえて、
1つに集中して、話しきった。
なんと最後はスタンディングオベーションが起こった。

スピーカーのみんなと記念写真を撮る。
学者、薬剤師、社長、マジシャン、学生ととてもバラエティに富んでいた。

20歳ほど年下なのにもズケズケと添削してくれたリーダーの片山 直也くん、
他 TEDxYouth @Namba の若いスタッフみんなのおかげである。
トークの映像はそのうちYoutubeでアップされるのでまた見てほしい。しかし、本当にすべて振り絞った。魂の叫びならぬ、魂のトークである。疲れた。土曜日なのに、ひなまつりなのに、疲れたよ。