2015年6月26日金曜日

美しいものを作る汚い場所

絵に囲まれて学生が寝ていた。
京都市立芸術大学に講師として呼ばれており、
早く到着したのでキャンパスを探検してみた。



美術大学なのに、校舎が大変くたびれていて美しくない、というギャップ



ゴミ箱の横にアジサイととテーブルとイス。
美しいのか美しくないのかわからない。


おびただしい陶器のゴミ。


美しくなるべきものがゴミとなっている。
それはある意味美しい。 (沓掛町)

2015年6月20日土曜日

関空の隙間

関空に到着した。搭乗口から出てすぐにこれである。

ただいま、大阪。
西表島はやっぱり人が少ないから隙がないよ。

2015年6月19日金曜日

二十代にとっての沖縄

漁港に釣りに来たら女子が寝ている。
のびやかである。


読んでいる本のタイトルが「頭のいい人はシンプルに生きる」。
この女子は思い悩み、シンプルになるためにここにやってきたのだな。

そういうぼくも思い悩んだ20代は沖縄に憧れた。
何度か沖縄に来たり、沖縄音楽をかなり漁ったり、
三線を習おうかな、って思ったり。
結局泡盛が飲めないからそのカルチャーに馴染み切れなかったが。

いつの時代も悩める本州の若者を沖縄はやさしく迎え入れてくれる。 
外国ほどハードではなくね。 (上原港 西表島)

ハーリー当日

ハーリー当日、ちょっと遅刻すると
メインイベントのボートレースの最中である。
地域対抗レースと職業対抗レースなど、とても盛り上がっている。
伝統衣装に身を包み、なんとまあ絵になることだろう。


応援する姿も絵になる。


地元のおばあも応援している。

子どもたちも応援してる。
バックプリントは全くどういう意味かわからない。




ポリバケツの中はすべて酒である。
ここの民族衣装がバリで見たそれととても似ている。
南洋はつながっているのだな。



写真で見るとわからないけど動画でみると、
この応援のアッパーぷりがわかってもらえると思う。



しかし、観光客はダウナーである。 (白浜 西表島)

2015年6月18日木曜日

ハーリー前夜祭






西表島の白浜で明日はハーリー(海神祭)が開催される。
今日は前夜祭ということでちらっと覗いてみる。
ビール早飲み競争が行われていた。
酒の飲めないぼくはみているだけで吐きそうである。


左の男3人組がダントツで勝利する。


ポーズとTシャツがゆるい。
大阪とは違ったゆるさである。



早飲み競争の参加賞はオリオンビール。
右の人はエズいている。あまりうれしそうではない。


みんな地べたでソーキそばを食べている。


海辺には明日の主役のボートがある。



南のものだからか、緻密さはないけれども、
荒削りさがとてもカッコいい。


パドルの色がまたたまらない。  (白浜)

時の外れ

西表島で最も古い祖納(そない)という集落をふらりと歩く。

古い藁葺きの民家。
そして、サンゴの石垣


こちらは二段にもなるサンゴの石垣

サンゴの石垣からは南国の植物が芽吹いている。

時間が止まっているような、
いや、時間の流れから外れた異空間を歩いているようなひとときであった。

2015年6月17日水曜日

美しき寝てる人

マングローブの林にある山小屋で二人寝る外国人の女性。
外国人だからか、シチュエーションがよいからか、
寝ているにも関わらず隙がない。 (浦内川 西表島) 

ヤシガニTV

豆腐チャンプルーが最高にうまい大衆食堂の
隅にある15型のテレビと同じぐらいのヤシガニの標本。
全くテレビの映像が入ってこない。 

ちなみに、西表島には指が何本か欠けている人が少なからずいる。
その道の人でない。
ヤシガニをとろうとして指をちょん切られたのである。(上原 西表島)

2015年6月13日土曜日

熱病

南国気分が、リゾート気分がこんな写真を撮らせてしまうのだろうか。
できることならばこの写真の仕上がりを見たい。 (上原 西表島)

南国へ

早めの夏休みということで南の島へやってきた。
昨年、像にはタスキがなかった。
具志堅さんは出世したようである。

石垣島はトランジットですぐに西表島行きの船に乗る。 

2015年6月7日日曜日

水俣

南熊本の旅の最大の目的、水俣病記念館へ。
誰か有名な建築家が手がけたに違いない立派な施設である。



中に入る。

記念館に掲示してあった被害者のことばを形にしたポスター。
福島、安保など、何だか穏やかじゃない世の中だから、
こんなことばが胸に刺さる。 

他にも水俣病のことがいろいろと展示がしてあるが、
地味でわかりにくい展示物ばかりである。
どこかに気をつかっているのだろうか、オブラートに包まれたようになっている。
それは、広島の原爆資料館でも感じたことであった。
はっきりとした事実を求めてわざわざここまでやってきたのに肩すかし。



地下の資料館に行くと写真集がある。


ユージン・スミスの写真


桑原史成氏の写真




そこには様々な資料価値のある写真があった。
どうして、こういった写真を展示しないのだろう。


汚染された水俣湾は埋め立てられ
現在は『水俣エコパーク』という公園やサッカー場になっている。
その広さは甲子園球場約10個分。広大な土地である。


そして、公園のすぐそばには水俣病を起こしたチッソが
JNCと名前を変えて未だに工場を稼働させていた。
あれだけの被害を起こしても、
会社はまだこの地で生きながらえているのか。

海はきれいになった。
でも、人間まではきれいにはならなかったのか。

看板メニュー

店名よりもメニューと値段が大事なのだろう。 (津奈木 熊本)


アジサイオバサン

アジサイが満開である。
おばさんの服も淡い色で、アジサイのようである・・・わけはなかった。
 (赤崎 熊本)


2015年6月6日土曜日

シーサイドスクール

熊本市内から南へ。
熊本の人に勧められた赤崎小学校。
海沿いの小学校は


このように満潮になると海に沈むのである。




現在は廃校になっている。校舎はまだきれいである。


「ありがとう赤崎小」の文字が切ない。


小学校の前は海


小学校の真下は海に浸かって、海藻やら貝やらが付着している。



小学校の奥に不思議なものがある。







赤崎水曜日郵便局というもの。
ここに自分の水曜日の物語を書いて送ると、
誰か別の人の水曜日の物語が送られてくるというアートプロジェクト。
集荷は水曜日だけらしい。
http://www.akasaki-wed-post.jp









水曜日の物語が8つあった。

小学校のすぐ横でおっさんがパンツ一丁で釣りをしている。


かくいうぼくも釣りをする。そして、アオリイカゲット!

生まれて2回目のエギング(イカ釣り)で30センチほどの良型をゲット。
エギングの知識がまったくないので
iPhoneでエギングのYotube動画を見ながら竿を垂らしていたら釣れた。
ついてる。

ビジネスホテル泊で、イカを調理する包丁も場所もなかったのでリリースする。
アオリイカはめちゃくちゃおいしいのにとても残念である。
とはいえ、釣れてとてもうれしい。