2019年4月29日月曜日

凄腕の釣り師

釣り人が壁に溶け込んでいる。
これでは魚も気配を察せられぬ。

(坂手 小豆島)

2019年4月27日土曜日

小豆島へ

GWの始まりだ。去年と同じく小豆島へ。
今年は10連休だからか、瀬戸内芸術祭がやっているからか、
去年よりも乗船率が高い。

満席で座席がない。めいめいが床にゴザを敷いて席を確保する。

うどんを食うテーブルさえ空いていない。

3時間と少し、神戸を発った船はようやく小豆島に着いた。
「着いたわよ」と夫に呼びかけるが夫が起きずに困ったおばさん。




2019年4月26日金曜日

鹿児島のおばちゃんのファッション

百貨店で買い物をしていた髪も服も真っ白な鹿児島貴婦人。

フォーマルな装いながら襟を立てて個性を出す。

こちらはさつまいものようなカラーリング


こちらはピンク色。ただ発色が沈んでいる。
大阪ではもっとけばけばしいが鹿児島はそこまでではない。

柄物が多いのだが、控えめの色。
独特の鹿児島のおばちゃんのファッションである。

今回たまたまそうなのだろうか。
それとも、こういった傾向があるのだろうか。
まだ数時間での洞察しかないので自信がない。
もし、鹿児島のおばちゃんのファッションの特徴がわかる人が
いれば教えてほしい。




気になるスタンド

自転車のスタンドをあげないまま走っている。

止まっても気づかないままである。
バリンダヤーの店員に教えてあげた方がいいのだろうか。
スリランカではスタンドを上げないのだろうか。

(山下町 鹿児島)

2019年4月25日木曜日

鹿児島着

鹿児島空港に着いた。もっといい券売機の作り方はなかったのだろうか。


鹿児島空港から市内へ向かう。鹿児島の名産が床に置かれているぞ。

とて正直な理由だ。薩摩隼人は男らしい


薩摩隼人は風呂敷を使うのだろうか。粋である。


2019年4月23日火曜日

脱獄囚のおそれ

柱に隠れる脱獄囚。
コンビニの前で堂々とタバコを吸っていた。


パジャマ姿の近所のおっさんという可能性もあるが、
脱獄囚であれば身は危険なので、遠巻きに撮影を続けた。


(あべの筋 大阪)


つらい信号待ち


酔っ払って立っていられない。
信号が青に変わったがそのまま電柱にもたれたままだった。

(天王寺 大阪)

2019年4月22日月曜日

その手があったか

母親を自転車に乗せて押す息子。

(堂島 大赤)

2019年4月18日木曜日

一票の格差

候補者が多すぎて頭を悩ます有権者。
田舎では市議会選挙は候補者が少なすぎて選挙にならないというのに
さすが渋谷区、候補者があまたである。

(神宮前 東京)

2019年4月16日火曜日

充実したおっさん










電車が来る間、ストレッチ。
十分にいい運動ができたのであろう。満足感あふれる表情をしている。

(桃谷駅 大阪)

2019年4月15日月曜日

美しい金沢

金沢に2日間いた。
金沢は「美しい」という言葉がとても似合う街だ。
大阪はまったくもって美しくはないし、
東京もきれいではあるが美しくはない。
京都は美しいがそれ以上に厳しさがある。
金沢は美しい。
北陸は美しい。


「japanese beauty hokuriku ポスター」の画像検索結果

「japanese beauty hokuriku ポスター」の画像検索結果
そんなことを思っていたらこんなキャッチコピーを思い出した。
Japanese Beauty Hokuriku。 (写真はあざとく好きではないけど)
そうか、やっぱり北陸は日本の美なのか。
この企画者もやっぱり北陸に美しさを感じたのだろうか。

ぼくは北陸、さらにいうと、
古代の古志の国(新潟、富山、石川、福井)が美しいと感じている。
最近、福井の大野にも通っていたし、糸魚川も美しかった。
富山、新潟も美しかった。最近、古志の国にひかれているのである。

ホテルをチェックアウトして大阪に帰ろうとする際に
ゲストハウスのスタッフと話した。

「金沢は旅行客多いね」
「新幹線が通ってからずっとこんな感じです」
「ええねえ 街に活気があって」
「大阪もこんな感じですか?」
「そうやねえ いまめっちゃにぎやかやね」
「大阪はもともと人が多くて活気がある街だからいいんです」
 でも 私は昔の静かな金沢が好きなんです 人が少ない金沢が」

これが金沢人の金沢観かもしれない。
山川さんも、他の金沢の人も、今の観光客の状況をよろこんでいるというよりも
戸惑っているような気がしたから。


最後に、金沢で人気のnoidというバンドを紹介したい。
noidのドラムのさんちゃんにCDをもらったのがこれがとてもよかった。
美しくて、やさしくて、はかなくて、消えてしまいそうで。
それは金沢のようで、日本海の海岸のようで。

人が少ない美しい金沢をまた見たいものである。

桜のヒーロー

まるでヒーローのように桜の並木道から現れた清掃員たち。

まるでヒーローのようなマシーンで桜を吹き飛ばし、
散った花びらを集めていく。



奥に見えるものは有名な石川門。
金沢の桜は後始末までも美しい。

(金沢城)

2019年4月14日日曜日

本の帯をつくってみる


この日は金沢の石引パブリックというインディペンデントな本屋さんでイベント。
第1部は「本の帯を作ろう!」ということで
参加者にお気に入りの本を持ってきてもらって、
ぼくがキャッチコピーを書くコツを教えて、みんなに書いてもらうというもの。





みんな言葉も少なく真剣だ。

そして各自プレゼンをしてもらった。
はじめてのことだったので不安もあったが力作がとても多くおもしろい。
普段の広告と違うのは、商品の内容がわからないことが多々あるということ。
つまり、どんな本の内容かわからない。
だから、本を説明する言葉と人を惹きつける言葉の2種いるというわけである。








参加してくれたみなさんと記念にパシャり。

よかったものは実際にその帯を巻いて店内で販売する。

第2部はトークを2時間。
ぶっ通しで疲れたけど金沢の人が一生懸命聞いてくれてあったかいものだから
力も湧いてくるというもので。



石引パブリックの美人店長、砂原さん。ありがとうございました。


本のセレクトもさることながら、
本と店舗全体から感性が、瑞々しく、美しく、洗練されていながらも、
金沢美大の近くだからか、DIY精神とゆるさもある。
まさにインディペンデントという雰囲気がぴったりの本屋さん。
みなさん、金沢に行ったら石引パブリックへ。


2019年4月13日土曜日

金沢の不思議な一日

金沢の卯辰山へ登る。
ここは三島由紀夫の小説『美しい星』でUFOが見える場所である。
金沢在住の山川さんとウォッチングをする。

近くには天狗が住んでいると言われている松がある。
泉鏡花の小説によるとこの木を少しでも侮辱すると罰が当たるそうだ。
天狗は金星人という噂もある。不思議である。出そうである。


珍しいニホンタンポポが自生している不思議である。UFOは現れない。

トンビが我々の近くを飛ぶ。
近くで怪しげな雲が生まれてはすぐに消えていく。
ずっと同じ場所で。こんなことあるのだろうか、不思議である。
しかし、これといったものは現れない。

移動する。
おばちゃんがうずくまっている。不思議である。

山川さんのご自宅へ行く。山川さんは自宅で絵画教室をしている。
そして、愛犬のラッシーくんをテーマに様々な作家に作品を作って
もらっている。そのコレクションをたくさん見せてもらった。
都築響一さんも驚きのラッシーくんの作品の数々。
愛犬への愛とおばちゃんの厚かましさを武器に
アート界に殴り込みをかけているのである。
その山川さんコレクションはこちらで見ることができる。
このコレクションにぼくの作品も加わる予定である。



山川さんとラッシーくんで浅野川の河川敷へ散歩へ出かける。


太陽の周りに虹のようなものが出ている。
不思議である。

夜は山川さんの計らいで金沢21世紀美術館の黒澤副館長、石引パブリックの砂原さん、
個性派ギャラリー「ルンパルンパ」のオーナー絹川さんなど
金沢の個性あふれる人々と飲む。
21世紀美術館は、ジェイムズ・タレルや、ローランド・エメリッヒなど
大好きな作品があって日本で5本の指に入るほど好きな美術館。
「伝統の街、金沢に現代美術館だと」と地元の反対が多かったが、
だからこそ、反対派を納得させるためにもいっさい手を抜かなかった。
100点以上を目指したと当時、設立に携わった黒澤さん。
ジェイムズ・タレルに会いに行ったとか、タレルの火山のクレーターを作品にした
ローデンクレータのことなど、たまらない話があったが、
結局、最後はUFOの話になった。不思議である。

帰り道、ホテルにそのまま戻るつもりだったが、
なんだか予感がしたので、山川さんともう一度卯辰山へ上がる。
すると出たのである。この黄色い光がそうである。
その感動を山川さんが屏風にまとめてくれた。


これは全て真実である。

今日は不思議な1日であった。