2015年4月11日土曜日

広島の夜

広島の夜へと繰り出す。
止っている車に人の気配を感じるとこれだった。



飲食店の真ん前に亀が置かれている。
客引きのためだろう。
この亀が置いている店には決して入ろうとは思わないけど


夜の目当てはこの人、広島太郎さん。
広島中心部をいつも徘徊しているがどこにいるかはわからないとのこと。
出会えたぼくたちはラッキーである。



大きな腕時計。






アンパンマンに安全ピン。もうアンパンピンだ。


こちらはとらじろう。
しばらく洗っていないのだろうか、黒ずんでいる。



初見でひいてしまったが、よくみると少年のような汚れのない顔をしている。
アインちゃんが顔見知りなので一緒に話していると、
歌ってくれるし、話もおもしろいし、なんだか宴会のようになってきた。
通りがかる人たちも
「よう、太郎さん」「きょうはここなのね」
と次々と声をかけている。
太郎さんはみんなに愛されている。
広島では有名人のようだ。
「広島太郎」で検索するとたくさんの情報が出てくる。
1つを引用させてもらう。(引用元 http://tsuneasa.exblog.jp/10997900/)

広島太郎1947年(昭和22年)安佐南区生まれ。草野球やお絵描きが好きな少年だったそうです。広島大学政経学部経済学科卒業後、昭和45年 広島の某大手企業に設計技術者として入社。そこで同僚の女性に恋をするも同僚の男性に奪われたそうです。26歳の夏 失恋をきっかけに退社。その後も資格を取得し、他企業へ入社するも平身低頭「仕事であろうが、日本男児が女に頭を下げることはできん!」と一日目にして退社。今年(2010年)で37年目になる今の生活が始まったそうです。太郎さんは昔から猫を可愛がっています。冬にはちゃんちゃんこみたいなベストを着せていたり、蚤とりをしてやったりしています。その猫にも名前があるそうです。茶ネコ:タロキチ黒ネコ:フミオ最後に都築響一さんは太郎さんに質問をされたそうです。

Q:どうしてそんなに時計を身に付けているんですか? 
A:時間は信頼を裏切らないからね。

広島の夜の時間は更けてゆく。

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