卯子酉様という神社へと出かける。
境内には赤い布だらけである。
赤い布に願い事を書けば成就するそうだ。
赤い布と赤い木の実
社の横の 家で 寝てる老人。
おそらく社務所兼自宅だと思われる。この人は宮司だろう。
神社横の山道を抜けて行く。
さらに山道をいく。もうすでに紅葉が始まっている。
山道を抜けると、石が転がっている場所に辿り着く。
五百羅漢というそうだ。
1764年の天明の大飢饉の2500名の犠牲者を供養するために僧が彫った。
苔の中から覗く仏がえも言われぬ。
さらに山道を行く。
鳥居をくぐると、小さな台地となっていて、 そこに祠がある。
中はこれ。
もうここにボウリングの球を投げたいほどにほどよい数の男根がある。
秘宝館などでは見たことはあるが、それは博物館でみるようなもの。
失われた男根信仰がここには生活に残っていた。感動である。
ここではこれをコンセンサマと呼ばれている。
男根を奉納すると子宝を授かるそうだ。
人里離れた山の奥までやってきて男根を奉納するというその行為・・・
子どもを欲するただならぬ思いが伝わってくる。
願いが叶えば「コンセイサマ」つまり男根を倍にして 奉納するようにとのことである。
こちらは女性の方ということで祀られているのだろう。
すばらしい誕生日の朝である。 (遠野町)
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