2014年10月4日土曜日

遠野の夜

花巻から遠野へ向かう。
原子力発電より近くに建ったらいやかもしれないこの発電所、
本当に建つのだろうか。


遠野に到着する。しかし、もう日暮れ時。 (上綾織)





ちょうど稲刈りのギリギリ前。金色の稲がたわわに垂れている。
花巻、遠野間は本当に美しい。
懐かしくて、切なくて、なんだか死にたくなるような美しさ。
『遠野物語』が生まれたのも納得の、まんが日本昔ばなしの世界。(綾織)




37歳最後の晩餐は宿のおばちゃんに教えてもらった ジンギスカン鍋。
一人で食べるにはちょうどよいやさぐれ感。しかもとてもうまかった。(早瀬町)




37歳最後の夜は民宿泊。
ひとりでこたつに入りながらテレビを見ていると
おばあちゃんが「入ってもええが?」と部屋にやってきた。
2人で御嶽山の噴火のニュースを見ながら、あれこれ語る。
「あんた大阪の人、ことばがきれいねえ」とおばあちゃん。
ぎこちなかった会話も滑らかになってきたので少し踏み込んでみた。
「河童見たことがありますか?」
「いんや」
「座敷童みたことがありますか?」
「・・・・」
無視である。もうここまで来てしまえば言ってしまえ。
「ぼく、明日が誕生日なんですよ」
完全に無視である。
「風呂は階段をおりたところ」と言い残し部屋を去った。  (六日町)

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