2014年10月4日土曜日

許されざる者

 仙台から東北道を北上し、岩手へ。
盆地はたくさんあれど、二つの長い山脈に挟まれた
長細い平野という風景は、関西にはない。
東北にしかないのではないだろうか。
稲刈り前の金色の田んぼと牧草地が広がる。
脇見運転して事故になりそうなほどに美しい風景である。


花巻にやってきた。


雰囲気のある集落を見つけたので車を停めて散策をする。
ここは、晴山という場所。バスは1日に1本である。



電車は2時間に1、2本。


 軒先にはいまだ現役の蓑と雪かきのスコップがかかっている。



倉の壁が厚い。




線路でとんぼが交わっている(今村昌平的インサート)



電器店の前にはスクラップの家電が並ぶ。


何人かの住民とすれ違った。
怪訝な目でこちらを見て、目が合うと すぐにそらされた。
よそ者を 集落の人間、自然、モノまでが拒んでいるようである。


商店で140円と133円のものを買ったら140,133円 請求された。

出て行けということか、この町を去る。 (晴山 花巻)

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