パリを出てすぐに車窓の風景はのどかな田園風景が広がる。
そういえばどこかヨーロッパの旅人が言っていた。「日本はずっと町が続いている」と。
確かに大阪から新幹線に乗ったとしても、ど田舎になるのは米原かあたりからである。
モン・サン・ミッシェルに到着する。さすがに世界遺産の風格。
最寄駅からモン・サン・ミッシェルまでバスが出ていたが、巡礼気分を味わうために歩くことにする。
強い海風の中、歩くこと30分、島に到着する。
島の中にはカタカナがある。
聖なる気持ちはやや萎える。
島の石段を黒人の親子が歩く。
カバンに小さな赤ちゃんを詰め込んで・・・て小さすぎるやろ!
よく見たら人形である。
あまりかわいくはないからやめてほしい。
海が見渡せる高台に移動する。
日が落ちるとともに潮が引いていく。干満の差は15mもある。
昔は島までの橋がなかったので浅瀬を歩いて渡るしかなかったが、
潮の満ちひきが激しいため、命を落とす人も多くいた。
ちなみに地中海は干満の差がほとんどない。
尖塔の影が伸びて行く。
最後は町にかかり、満月が上って来た。
この時時刻は10時過ぎ、日が長い。
島内のホテルに宿泊し、翌朝は修道院を回る。
「ごんなに坂が多いとはおもでながっただ~」と聞こえてきたのは津軽弁。
朝靄の中の神秘的なマチュピチュで大阪弁が聞こえてきたときと同様、非常にショックであった。
翌朝は修道院を回る。
天空に回廊があるようで、、
ファイナルファンタジー(いくつか忘れてしまった)でラスボスがいた空にある城のようである。
さらば、モン・サン・ミッシェル。
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