2013年4月17日水曜日

鹿児島におしかける

ここは鹿児島県日置市。
新世界でやっていたポスタープロジェクトがここでも
行なわれるということで急遽、やってきたのだった。

主催しているのはOSHIKAKEデザインかごしま
鹿児島のグラフィックデザイナーを中心に12名が集まった
デザインの力で町おこしをしていこうというユニット。

第一回は鹿児島県日置市吹上町永吉。
平成の大合併で役場のあったまわりに栄えていた町は
突然変わってしまったのだそうだ。
この町をポスターの力で盛り上げようと12店舗を12名のデザイナーが
それぞれ担当し、地元の市にあわせて、今日、お披露目となるのである。


ラーメン屋さんとポスターをつくった橋本さん 
昼飯はここのラーメンだった。昔ながらの、本当に昔ながらの醤油ラーメンと
カンスイの味がたっぷりする黄色い麺。ほっこりおいしかった。







こちらはポスターを挟んで話し込むおばさんとコピーライターの大迫さん



カメラマンだけどもコピーもデザインも自分でやった児玉さんと
和菓子屋のおかみさん。メディアの取材もたくさん来ていた。
それにしても、ここの「かるかん」はめちゃくちゃうまかった。




これはOSHIKAKEデザインかごしまの発起人浜地さんがつくったポスター。
「映画俳優みたいねー」とおばちゃんたちが言うと、
少し照れていた硬派な店主がかわいい。

ここは商店街ではなく、商業地区と言えばいいのだろうか、
田舎の町でお店が集まったエリア。
アーケードがないのでポスターぶら下げるでもなく、このように額に入れて飾る。
この額は地元の木工屋さんがボランティアで作った。とても立派な額だった。








雨、しかも平日にもかかわらずお客さんは多い。
各ポスターにスタンプを置いて、スタンプラリー形式にしているのが
人を良い感じで循環させていた。

地元の小学生も見学にくる。ポスター見学は授業に組み込まれたそうである。
地域が一体となったポスター展である。

(つづく)