2019年3月23日土曜日

悲しい眼差し

川に入って渓流釣り。
美しい模様のアマゴを釣り上げる。

このアマゴはさっきのよりも大きい。
大きくなるとアマゴの美しい模様は消えていくのである。まるで人間のようである。

日が暮れてきたのでそろそろ帰ろうと土手からあがるとぼくを見つめる何かがいる。
ぼくを哀れんでいるかのような悲しい目を向けてくる。
タヌキ?それともハクビシン?迷っている間に
彼は目の前のコンクリートの穴に入っていった。
どうやらこれはアナグマらしい。

(六呂師 大野)

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