2018年9月30日日曜日

魂の売り買いのすすめ

タレ目の佐藤さんに誘われてやってきたのは札幌のZINEのイベント。
その名も『NEVER MIND THE BOOKS 』。
「本なんか気にするな」っていいタイトルだ。


会場はここ、さっぽろテレビ塔の中。
中空の四角い空間である。


たくさんの作家たちが出店している。札幌はもちろん、北海道中から、
本州や台湾からも出店している。
クオリティは玉石混交だけれども、何かを出したいという表現欲はみんな強い。
何より北海道の作家をざっと知れておもしろい。

われわれはタレ目ブースで出店。
濃いブースである。
右のルイくんはMC MANGOとして音源を販売したり、絵を販売したり。
大阪のあやうい友達にオーラと芸風がビンビン似ているのはなぜだろう。

「mc mango」の画像検索結果
あとで買った音源を聞いたらもうこれがかなり、やばし。
救いようのない(いい意味で)ノイジーでローファイで底なしのトラックに
え、その言葉選ぶ!?っていうリリックが飛び込んでくる。




「タレ目 万年カレンダー」の画像検索結果
左の佐藤さんが販売するのは
お客さんの酔っ払った一言を収集して作った万年カレンダー。
言葉、デザインとも秀逸。
札幌のなかなかセンスある二人に囲まれてラッキーである。



割といろんな人が見てくれている。
在庫はほとんどはけるほどに売れたのだった。
ありがとう札幌。

主催者の菊池さんと最後に撮影。今年で8回目だとのこと。
菊池さんはグラフィックデザイナーでその作品がキレッキレでこれまたすごい。
このイベントの出店料がとても安いのもすばらしい。

大阪でZINEを出してから、六本木、札幌とZINEと共に移動してきた。
これだけZINEに導かれながら、ZINEはもともと作るつもりはなかった。
若い人たちで流行っているものをこの年で初めてやるのは気恥ずかしい。
どうせクオリティ低いのばかりだろうとバカにしていたところもある。
とはいえZINEの世界は玉石混交。でも、こりゃ雑誌では発表できないけどすごいな、
とか、いやあもう、すんごいのに出会えることがある。
何より、そのあふれる表現欲、創作欲を浴びるだけで健康になる。

大阪と東京のZINEは置きっ放しだったのだけれども、札幌では対面販売だ。
自分のZINEを見てもらいながら会話するのはなかなかよいものである。
ZINEというものは魂の結晶であり、それを売り買いし、
それを通じて交流をするので深いコミュニケーションができるというものである。
本を作るまでも楽しいが、出してからも楽しめる。
これは「迷子のコピーライター」を出版した後もつくづぐ感じることである。

というわけで年齢問わず、クオリティ問わず、内容問わず、
一度、ZINEというものを作ってみて、出店してみるのは、
あなたの新たな扉がきっと開くのでおすすめである。

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