2014年8月22日金曜日

3年半ぶりの被災地

所用ありて石巻へ。
大草原の小さな家のようなこの場所はすべて津波にやられてしまった。(南浜町)

松が立ち枯れしている。

枝にとまったカラスが震災などなかったようにじゃれている。   (南浜町 石巻)





大きな缶が転がっていた場所。



過去はこのようになっていた。
震災を記憶する為に残そうという意見もあったが、解体された。



女川町へ移動する。
以前の町の中心部に建物が転がっていた。 


基礎から根こそぎやられている。
この転がったままの建物も解体が決まった。
陸にあがった気仙沼の大型漁船も解体されたそうだ。
維持費がかかる、安全に問題がある、再開発の邪魔になる、遺族がいろいろと思い出してしまうなど、といろいろあるようである。

いち観光客からすると、広島の原爆ドームを見てそう思うように、
残しておいた方がその悲惨さを身をもって感じることができるし、
何より観光客が多く来てよい思うのだが、勝手な思いなのだろうか。 (宮ヶ崎 女川)


海から少しあがると石碑がある。


書体の違いになりふりかまわない一生懸命さを感じ、涙腺がゆるむ。 (浦宿浜 女川)




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