2014年7月27日日曜日

撞舞

ペットボトルを置いたことを忘れたまま車をよく走らせてしまうよねってことで
茨城県龍ケ崎市にやってきました。(佐貫町)



遠路はるばるどうして竜ヶ崎にやってきたかというと、
関東三大奇祭の1つ「撞舞(つくまい)」を見るためである。

駅もお祭りモードである。


JR佐貫駅から関東鉄道竜ヶ崎線で龍ヶ崎駅へ

マスコットキャラは撞舞のキャラ。



車内のあちこちに無造作に貼られている。

龍ヶ崎に到着。龍ヶ崎なのか竜ヶ崎なのか、
芥川龍之介なのか芥川竜之介なのか、
坂本龍馬なのか坂本竜馬なのか、はっきりしてほしい。



市のメインストリートはまだ祭りの前。






駅から徒歩30分で撞舞の会場に到着。
撞舞の前に様々な催し物が行われている。
西日本ではあまり見ない素朴な踊りと素朴な音。

音は小さいけれど、おじいちゃんは鼓を叩く。



「まいりゅう」がいたので写真を撮ってもらう。


祭りを見ようと人が集まってきた。ほとんどは地元の人だ。
それは、自転車のヘルメットだよ、おじいちゃん。

 トイレのマークも斜めになると飛んでいるようである。



これが撞舞の舞台。上の写真、棒が白い方が龍の腹、緑の方は龍の背を表している。



人が集まってきた。

カメラマンもスタンバイOK


おばあちゃんのパーマもばっちり


紋付袴にストローハットという氏子がやってきた。




撞舞の主役「舞男」だ。かっこいい。


後ろ姿もかっこいい。


撞舞が始まる。



囃子にあわせて舞男が一人上り、

二人上り、

上りきる。5階建てほどの高さ、命綱などない。下にクッションなどもない。


弓矢を下から糸で上げて


弓を射る。



また弓を射る。東西南北に矢を放ち、拾った人には幸福が訪れる。
昔は、本当の矢を打っていて屋根に矢が刺さった家は幸福になったのだとか。


そのあとは逆立ち。


急に囃子のリズムが早くなる。
舞男がロープをすべっていく。途中手を話し腹だけで滑って行く。


バランスを崩したのかと思うほどに突然止まって、ぐるんぐるんと大回転


逆さ吊りになりうちわを出して決めポーズ。


一本の縄尾を頼りにもとへと戻る。


囃子にあわせて滑り落ちてきて



撞舞は終了する。舞男たちに盛大な拍手が送られる。




日は落ちて、別の儀式へと移る。
神輿の周りを馬がぐるぐると数周回った後

「うまー!」といいながら若者が走る。


後に続いて馬が来る。


また「うまー!」と叫ぶ。500mほどの道を3往復


ぜえぜえと息をたてる人。



つぎは獅子舞が走る。
「部活よりぜんぜんしんでぇー」と若者たち。


獅子舞が各家を回りはじめたところで龍ヶ崎を後にする。

自身が馴染みのない関東の田舎の素朴なあたたかみ。
とてもほっとする奇祭であった。



興味がある方はこちらの動画をぜひ。


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