2014年6月23日月曜日

フランスとは

フランスって何だろうと、振り返ってみる。
感じたことをつらつらと。


フランスは個人の国

地名が人の名前になる国。
社会の前に個人がある、自然の前に個人がある。
だから自分勝手で、自己中で、社会科学が発達し、フランス革命や、
ルソーの『社会契約論』が誕生したのかもしれない。


フランスは自由な国

事故っても自己責任。成功しても自己責任。
でも、限られた自由。
アメリカのように途方もない自由ではない。自由競争でもない。
Amazonの送料無料は小さな書店が潰れるから違法とする政府である。
広大な国土を持つ途方もない自由のあるアメリカよりも
フランスのこじんまりした自由の方が日本人にはなじみやすい。


フランスはテキトーな国

コンビニがない。
日曜日には店は閉まる。
列車は遅れる。
接客はテキトー。
サービスの質は日本の方が高い。
すべて70点ぐらいでよしとしている。
みんながちょっとずつ手を抜いて、
みんながちょっとずつこんなもんだと受け容れてる。
手を抜いた自分の時間にあてて人生を楽しんでいる。
そんな気楽さがとてもいい。














いろいろと小難しいことを書いたが、

フランスとは、フランスパンをじかに持つ国である。
フランスパンを片手に町を歩けば、あなたもすぐにフランス人だ。

フランスは決して美しくなく、ゴミが多くて、移民が多くて、治安が悪く、
フランス人は冷たくて、自己中で、自分の国をいちばんと思っている鼻の高い奴らと、
当のフランス人から聞いていて、好きになれないだろうと思っていたけど、
行ったらとても好きになってしまった。

また、フランスに行きたいなあ、パリとマルセイユは絶対に。

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