2013年1月10日木曜日

えべっさん その1

えべっさん当日。いざ、今宮戎神社に来てみるとすでに入場制限するほどの人波。
写真は、古くなった福笹を持ってきたサラリーマンたち。
えべっさんは商売繁盛の神様だからだろう、サラリーマンや商売人風の人間が多い。
「えべっさん」関西以外の人はあまり知らないので説明させていただくと、以下引用。



日時
 毎年1月9日~11日。9日が「宵戎(よいえびす)」、10日が「十日戎(とおかえびす)」、11日が「残り福(のこりふく)」と呼ばれます。やはり本命の十日戎が一番混雑しますが、縁起物を買うんなら「値切れる」残り福の夜がお勧め。
場所
 関西中心に「恵比寿神(えびすのかみ)」を祭る神社で行われます。特に有名なのは本家である兵庫県西宮市(神戸の近く)の「西宮戎(にしのみやえびす)」と、商売の町大阪の「今宮戎(いまみやえびす)」です。今宮戎は、通天閣や日本橋でんでんタウンの近くにあり、南海電車の「今宮戎」駅が最も近いです。JRでは「新今宮(しんいまみや)」、地下鉄では「恵比寿町(えびすちょう)」か「大国町(だいこくちょう)」が最寄で、いずれもそこから5~10分程度歩きます。
薀蓄
 「えべっさん」とは「神様」のことを「神さん」と呼ぶ、関西人得意の馴れ馴れしい(笑)表現で、全国的には「えびす様」または「恵比寿神」と呼ばれている七福神の一人です。 もともとは持ち物の釣り竿と鯛からも分かるように海の神様ですが、後に農業や商業の神様としても信仰されるようになりました。日本の国を(その辺の土をかき集めて)作ったとする、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)の息子とされ、七福神の中では唯一国産の神様とされています。しかし「夷」や「戎」とも書かれることから、異民族の漂流者との説もあります。
 恵比寿神様はあの福々しい顔に似合わず苦労人であり、3歳まで足が立たず、それを理由に船に乗せて捨てられ(漂着先が神戸の西宮)、またあの福耳にもかかわらず耳が悪いとされています。また、国家の保護を受けていない格の低い神とされていますが、そこが逆に判官びいきの関西にうけている理由であり、また、関東ではうけなかった理由かもしれません。ちなみに関東ではおなじ商売繁盛の祭りとしては酉の市があり、これは国家的英雄とされる日本武尊(ヤマトタケルノミコト)を祭っています。






古い福笹はここに納められる。




すぐにいっぱいになる箱。






いざお参りせんと列に並ぶ。


賽銭の額にも商売繁盛の想いがこもっていた。


さすが大阪一二の祭りだけはある。恐るべし賽銭額。
賽銭を丸裸にしているこの生々しさがえべっさんっぽいというか大阪というか