2022年2月6日日曜日

津軽の冬 4日目

昨夜も降った。室外機の上の雪はさらに嵩を増している。

商店街の屋根がある場所にも雪は積もる。三角コーンは頂部しか出ていない。

人を殺しそうなつらら。

こんな時でもジョギングをする人がいる。



青森駅からバスに乗り、八甲田山へやってきた。大型のマイクロバスが、細く、曲がりくねって、雪が積もって、視界が見えない山道をバスが悠々と走る。もうそれだけでアトラクションだ。この運転技術は特殊技能だ。もっと評価されてほしい。



大雪の八甲田山の写真を撮ろうとロープウェイで山頂へ行く。まわりはスキーかスノボの客ばかり。



山頂に着く。ホワイトアウトして2m先になるともう見えない。

まるで「遊星から物体X」の基地のようだ。血も凍りそうだ。山頂にいたら死んでしまう。

冷凍庫の中で働く係員はまるで昭和基地の隊員のようだ。




ロープウェイ 駅は冷凍庫のようになっている。



30分だけ滞在して下山する。罰ゲームだ。下りのロープウェイ には誰もいない。



かろうじて輪郭が見える。

上りのロープウェイとすれ違う。まるで死を運んでいるようだ。

八甲田からさらにバスで登って酸ヶ湯温泉へ。


バスの高さと比べると3、4mは積もっているだろうか。




雪を撮る人


屋内がゆるくてほっとする。


酸ヶ湯から青森駅へ戻ってきた。バスの運転手は雪の積もった道をスマホを見ながら歩いている。日常が戻ってきた。

(八甲田 酸ヶ湯 青森)

0 件のコメント: