2019年10月7日月曜日

台湾の本屋を巡る

台湾に行った目的、まずはUFOを呼ぶこと。
もう1つは写真集を置いてくれないかと営業することであった。

友人のNienちゃんがわざわざ高雄から
台北に来てくれて写真を置いてくれそうな書店へ連れて行ってくれた。
読者のあなたにあまり関係ない話かもしれないが、
この書店をめぐる旅は本当に楽しかった。
台湾の最先端のカルチャーを肌で理解できるので
もし興味があればぜひ以下の書店を訪れてほしい。
(ぼくの本は日本で買う方がはるかに便利だから
 全然買わなくていいので)

まずは、田園城市生活風格書店 へ。
台北の独立系書店のパイオニアだ。
自分たちでいくつか本も出版している。
BRUTUS, STUDIO VOICEなど日本の雑誌でも紹介されている。



オーナーのヴィンセントさんと相談。
どうなることかと緊張していたが、とてもおもしろがってくれた。


あとは任せたと、部下のブライアンさんが写真集のセレクト。
日本から20冊ほど持ってきていたのでそこから6冊も買い入れてくれた。


ブライアンくんのお気に入りはこれ。

書店に並ぶと感動もひとしおである。


続いて、最近できたばかりの moom
写真集専門店である。


赤々舎の本がずらっと並んでいたりと日本の写真集もたくさんある。
中は白壁で洗練されていてギャラリーを併設している。

moomでは5冊置いてくれることになった。
しかも、写真の左のmoomの店長は
Nienちゃんの高校の同級生ということが発覚。


オシャレな店内に違和感がないこともないがまあよしとしよう。

moomのカウンターに置かれた写真集。
お前たちを台湾に置いていくよ。
立派に育つんだぞ、ととても悲しい気持ちになる。


続いていったのは荒花
外にはたくさんの観葉植物が置かれていて、
店の名前が「荒花」なので花屋のようだが書店である。


寺山修司先生が店内に鎮座する。
この顔でわかるようにここはアングラな品揃え。
一般流通しているものというよりもセンスのいいZINEがたくさんある。


ここでは4冊置いてくれることに。


台南に移動する。
中国語の翻訳をつけてくれたのはゆうちゃん。
ついに本人に写真集を渡せた。



つづいて台南のギャラリー 海馬廻光書館へ。


ここは写真のNPOが管理をしていて、みんな興味津々にみてくれた。
販売はしていないのでいつか展示をしようということに。

最後は高雄の三餘書店へ。
ここも日本の雑誌でもよく取り上げらえれる名店。
文学、詩から、アートブックまで品揃えのバランスがよく、
かつ、きちんと選書されている。
ここは高雄の文化発信基地だそう。

ここでも4冊置いてくれることに。

帰国後、さらに知らせが届く。
1階がレストランと雑貨、2階が本と雑貨。
まるでアンティークショップのようであり、
本店は世界の美しい書店20に選ばれている。
ぼくの美しくない本を4冊置いてくれることに。


しかも、こんな状態で真ん中に置いてくれているのだ。

次は、台東。
正興街の朋友、エリックがオープンさせた書粥
店番するなら泊まっていいよと彼は言う。

真ん中にドーンと置いてくれる。
本当にありがたい朋友だ。

さらに解説までつけてくれて。

台南のError 22というアクの強い店舗でも展開決定。
ありがとう、台湾。
ありがとう、Nienちゃん。

もし機会があれば台湾の今の空気を本屋から吸ってほしい

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