2018年6月22日金曜日

二人の先輩

この日は迷子のコピーライターが刊行して初のイベントである。
「迷子のコピーライター 全国ツアー」と称して、呼ばれる限り
刊行イベントで全国を回るのである。


記念すべき第1回目は心斎橋のスタンダードブックストア。
何度かトークショウに出演したが、自身の本では初めてである。
他者の本は褒めやすいが自分の本は褒めにくい。
なので、イベントでは緊張しない方だが、今回は緊張した。
一体、何を話せばいいのだと。


客席は満席。100人近くいた。

集客が多かったのは、ゲストの田中ヒロノブさんのおかげである。
元は電通、今は会社を辞めて青年失業家。
今やツイッター界の有名人である。
彼が1ツイートすれば100人は動く。たぶん。


同じく会社の先輩の遠山さん。
ヒロノブさんと同期である。この2人のトークの破壊力は底知れない。


この二人は本にも登場する。人生の要所で優しいアドバイスをいつもくれるのである。
人生を遠くで見守ってくれているような、いや、たまたま見てただけかもしれないが。
二人はトークがすごいと理由もあるが、
ぼくの迷子の頃をずっと見てくれていたという理由から、
今回ゲストとして出演してもらった。




「本なんか読んだら中身わかるやろ」
と二人は本の出版イベントであるのに全く本の話をさせてくれなかった。
あることないこと話した2時間。
たくさんの笑い声。楽しかった。やっぱり最高の先輩である。

(心斎橋 大阪)

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