2015年2月17日火曜日

さよなら女川

この日は再びポスター贈呈式。
前回のポスター贈呈式で渡しそびれた人たちが店主にポスターを手渡す。
まずは大阪からわざわざ参加してくれた松本くん。



つづいて沼田さんと大竹さん。
孫に取材し、孫ののことばでコピーを書くという今までなかった切り口である。
おばあちゃんは、そりゃよろこぶよね。


森さんは子どもと一緒にポスターを贈呈。





木村さんは以前、仙台の広告制作会社の社長でバリバリ広告をしていたが、
ある日、広告を捨ててアートの道へと進んだ。
そして、女川ポスター展ではちょいと広告に戻ってきた。
女川ポスター展では木村さんはじめ、
年配の人も意気を感じて参加してくれた。




ポスターがすべて揃った。

女川の町にポスターが飾られていく。
女川の第一印象は色がない。すべてが更地ですべてが灰色だった。
ポスターはわずかだが女川に色を増やした。
更地に花を植えたようだった。
商店街のあちこちにとびきり大きな花を。
ポスターは免罪符だった。
もうそろそろバカなことしていいんだなと、
地元の人たちに思わせる免罪符であり、
もうそろそろバカな広告をしていんだなと思われる、
東北のクリエイターたちへの免罪符でもあった。
ポスターが喪明けを告げたようだった。僭越ながらそう思う。





女川ポスター展2月21日よりスタート。
まだ設営が残っているが別の仕事のため後髪をひかれながら女川を発つ。


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