2013年9月1日日曜日

アイス詐欺



老女が眼鏡の女と話ながら歩いてきた。

老女「アイスおいしいとこあんねん。あんた欲しいやろアイス?アイスいくらやっけ?」
店員「200円です。」
老女「えらい安いやろ、味は何?」
店員「マンゴー・ソーダ・ドラゴンフルーツ・抹茶とありますが」
老女「抹茶でええな 抹茶で。ほな抹茶で」
そして眼鏡の女がアイスを買う。
老女「うちな、この辺やねん。ほら、信号のちょっと向こうに黒い建物あるやろ
   その横がうちのマンション」






眼鏡の女性がアイスを二口ほど食べたところで突然老女が
「あんたそれおいしいやろ。私にもくれへんか?」と横やりを入れた。
眼鏡の女性はおどおどしながら老女にアイスを渡した。
女性の様子がどうも変である。細かく震えている。
そして、老女を置いて早歩きで立ち去った。
「あんたアイスええのんか?ええのんか?ありがとう」
老女は女性を追いかけることなくただアイスを食べている。





そしてアイスを食べ終えた老女は家へと帰っていった。

二人は久しぶりに会った親戚なのかと思っていたら、どうやら赤の他人だったようだ。
唖然である、アイスを売った店員も唖然としていた。
通りがかりの女性に声をかけ、アイスを買わせ、強奪する。
これは犯罪なのだろうか。(四天王寺)