2012年10月6日土曜日

ゆるきよき日本

この日は実家に帰ったついでに近くの国立民族学博物館へ。

セルフ祭のヒントないかと、お面や祭りの道具を研究したり、
その他祭りに活かせそうなものはないかと徘徊する。
アイデアになりそうなものがあちこちにあり、終始興奮状態であった。

特に気になったのが、このゆるいかかし。
今、日本の伝統だとか、祭りだとかが、マイブーム。
日本の古きものに今とても興味がわいている。
本まで『東海道中膝栗毛』を読んだりしていて、もう頭の中は古き日本。

いろいろと調べてわかったことは、
日本人というのは太古の昔からとてもユーモアがあること。
そして、ユーモアの効用、「笑い」というものを大切にしてきた民族。
それは、古事記の中の『天岩戸伝説』からもうかがえる。

洞窟の中に閉じこもって出てこない天照大神を、
どうにか外に出そうと神々があの手この手を駆使するが
失敗して手をこまねいているときに、アメノウズメという神様が裸踊りをした。
八百万の神様はみな爆笑、天照大神は一体外は何で盛り上がってるんだと気になって、
少し岩戸をあけたときに、力持ちの神様がアマテラスオオミカミをひっぱりだした。
つまり、太陽が隠れるという危機もユーモアで乗り切ったのである。

だから、原発問題も領土問題もユーモアで乗り切ってしまえば
いいのではないかと思うようになった、今日この頃。