2022年2月18日金曜日

自社の宣伝

 近鉄カレーの告知ポスターを貼る近鉄電車職員であった。

(阿倍野 大阪)

2022年2月17日木曜日

判断の遅いカップル

登るんかーい、登らへんのかーい。と歩道橋の階段を上がりたかった私は思った。

(阿倍野 大阪)
 

2022年2月14日月曜日

水の都 松江

大阪は水の都というけれども、穴道湖と中海に挟まれて川や雲がが流れる松江の方がはるかに水の都っぽい。





松江の真ん中に大きな川が流れている。

西側が宍道湖で高い建物がそんなにないものだから夕日が深く入り込む。松江の夕暮れの色はいつもいい色をしている。

橋を渡ると下がタクシー乗り場のスナックがある。泥酔しても大丈夫だ。

夜が更けて。松江の夜ははコロナ禍で閑散としていた。


(大橋川 松江)




 

赤い瓦

 

出雲から山陰本線を西へ。日本海沿いを列車は走りとても美しい。

大田の街を歩く。これはとてももうあれである。金玉が重すぎて下がってしまったとも思えなくもない。




古い街並みを歩くと赤茶色の石州瓦が並ぶ。この屋根にとても萌える私である。

お寺の屋根は大きくてたまらない。

なかにはこんなハーフトーンも。これからも石州瓦を追っていきたい。

(大田 大田市)




2022年2月13日日曜日

雨の大社


出雲大社へ数年ぶりに。「出雲」という名前だけあって、雲が多い天気が出雲には合う。




カモが参道を横断している。カモも神聖に見えてくる出雲大社である。






2022年2月11日金曜日

出汁が効いた風景


青森から久しぶりの大阪で、大阪らしくてほっとする。うどんの味が出汁が効いてて塩気が少なくて、ほっとするのである。

と、うどんを食べていないがこのおっさんが食べている時に想像したのであった。

2022年2月8日火曜日

津軽の冬 6日目

五所川原の朝。モーニングを食べようと喫茶店へ行く。ウエイトレスが雪かきをしている。




こちらは係員が雪かきをしている、

こちらは雪を入れるためにマンホールを開けている。普段の仕事姿で雪かきをしている姿に興奮する。ここでは当たり前なんだろうけど。

五所川原駅へ向かう。雪がこれだけ積もっている。

ホームは真っ白な世界。

寒くてみんなじっとしてられない。


雪のホームは絵になる。

弘前に到着する。五所川原より雪が少ない。

青森といい、弘前と言い、雪のバスターミナルは絵になるということを発見する。


厳寒の中、バナナを食べる人。雪とバナナは似つかわしくなく、どうせなら熱帯性のものではなく、りんごなどを食べてほしいものである。バナナを食べている人は「無」である。みなさんもバナナを食べている人がいたら観察してほしい。

以上、雪の津軽の旅を終えて帰路につく。

こんな雪の青森にやってきたのは工藤正市の写真集『青森』を見て写真を撮りたいと思ったからなのだけれども、そんなにうまくは撮れなかった。やっぱり工藤さんは人に向き合っていたからだなあ。


(五所川原 弘前)

2022年2月7日月曜日

津軽の冬 5日目

今日も雪だ。きのうより5cmぐらいさらに積もっただろうか。

商店街に吹き込む雪でメニューも見えない。



五所川原へ行くために青森駅のバス停へ行く。雪の中で人が並んでいる。

雪の中でヴィヴィッドな色が出るとソール・ライターになるという発見。



五所川原に到着した。背広姿でが雪かきをしている。雪は青森市よりは少ない。

五所川原駅から津軽鉄道のストーブ列車に乗る。

名前の由来は中に石炭ストーブがあるからである。

500円のスルメを頼む。スルメにしては高いと思ったが車掌が焼いてくるので記念に買った。

よい感じで焼けてきた。

車掌がスルメをカットして袋に入れてくれた。今まで食ったスルメでいちばんうまい。硬いのだけれども柔らかい。噛めば噛むほど甘く美味しい。津軽鉄道の車掌の仕事はスルメを焼いてガイドもしてと仕事が多い。



金木についた。ちなみに左のかせ(嘉瀬)は吉幾三が生まれ育った街。「テレビもねえ、ラジオもねえ おらこんな村いやだ」と吉幾三は歌ったが、吉幾三と年の近い同郷の人によるとテレビもラジオもあったそうである。

金木に着くと雪が止んだ。快晴の雪の中を歩くのは気持ちがいい。

スナック街が浄化されて寺町のようだ。



雪の中でもキリスト看板は目立つ。



目当ての「斜陽館」こと太宰治文学館がコロナで臨時休業だ。ショックだ。


近くにあった津島家新座敷(太宰治疎開の家)は開いていた。名前の通り、太宰が疎開して暮らした家がそのまま残っている。ここで太宰は書いていた。仕上げた作品は4作品ほど。ここのガイドさんがとても素晴らしいのでぜひ話を聞いてほしい。太宰は「人間失格」が有名過ぎて、どうも退廃的なイメージが強いが、ここで書いた作品は幸福に満ちていたとのことである。

家を出て街を歩くと選挙看板。

埋まりそうな選挙看板。

下校途中の小学生。雪合戦をしながら帰っている。

駅にたどり着く。店は一つも開いていない。

線路の行く先は切なさの果てなのか、雪が激しくなって寂しく心細くなっている。このまま電車が来なければどうしよう。

きちんと時刻通り列車はやってきた、列車の中には太宰の本があった。



2022年2月6日日曜日

津軽の冬 4日目

昨夜も降った。室外機の上の雪はさらに嵩を増している。

商店街の屋根がある場所にも雪は積もる。三角コーンは頂部しか出ていない。

人を殺しそうなつらら。

こんな時でもジョギングをする人がいる。



青森駅からバスに乗り、八甲田山へやってきた。大型のマイクロバスが、細く、曲がりくねって、雪が積もって、視界が見えない山道をバスが悠々と走る。もうそれだけでアトラクションだ。この運転技術は特殊技能だ。もっと評価されてほしい。



大雪の八甲田山の写真を撮ろうとロープウェイで山頂へ行く。まわりはスキーかスノボの客ばかり。



山頂に着く。ホワイトアウトして2m先になるともう見えない。

まるで「遊星から物体X」の基地のようだ。血も凍りそうだ。山頂にいたら死んでしまう。

冷凍庫の中で働く係員はまるで昭和基地の隊員のようだ。




ロープウェイ 駅は冷凍庫のようになっている。



30分だけ滞在して下山する。罰ゲームだ。下りのロープウェイ には誰もいない。



かろうじて輪郭が見える。

上りのロープウェイとすれ違う。まるで死を運んでいるようだ。

八甲田からさらにバスで登って酸ヶ湯温泉へ。


バスの高さと比べると3、4mは積もっているだろうか。




雪を撮る人


屋内がゆるくてほっとする。


酸ヶ湯から青森駅へ戻ってきた。バスの運転手は雪の積もった道をスマホを見ながら歩いている。日常が戻ってきた。

(八甲田 酸ヶ湯 青森)