昨夜も降った。室外機の上の雪はさらに嵩を増している。
商店街の屋根がある場所にも雪は積もる。三角コーンは頂部しか出ていない。
人を殺しそうなつらら。
こんな時でもジョギングをする人がいる。
青森駅からバスに乗り、八甲田山へやってきた。大型のマイクロバスが、細く、曲がりくねって、雪が積もって、視界が見えない山道をバスが悠々と走る。もうそれだけでアトラクションだ。この運転技術は特殊技能だ。もっと評価されてほしい。
大雪の八甲田山の写真を撮ろうとロープウェイで山頂へ行く。まわりはスキーかスノボの客ばかり。
山頂に着く。ホワイトアウトして2m先になるともう見えない。
まるで「遊星から物体X」の基地のようだ。血も凍りそうだ。山頂にいたら死んでしまう。
ロープウェイ 駅は冷凍庫のようになっている。
30分だけ滞在して下山する。罰ゲームだ。下りのロープウェイ には誰もいない。
かろうじて輪郭が見える。
上りのロープウェイとすれ違う。まるで死を運んでいるようだ。
八甲田からさらにバスで登って酸ヶ湯温泉へ。
バスの高さと比べると3、4mは積もっているだろうか。
雪を撮る人
屋内がゆるくてほっとする。
酸ヶ湯から青森駅へ戻ってきた。バスの運転手は雪の積もった道をスマホを見ながら歩いている。日常が戻ってきた。
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