代車は確かにやってきた。
しかしもう午後6時。
悲しいけれど腹は減っている。
高速をおりてすぐのレストランに入る。
店先に無造作に置かれている大きなサメに惹かれてつい入ってしまった。
まるで腹巻きのようにサメにビニールが巻かれている。
恐竜もいる。
顔が分解してしまうのだろうか、ロープで固定されてある。
恐竜の隣には陽気な猫ペイントとの車がある。
他にも何台かが無造作にペイントされている。
車を失ってショックであったが、
ぞんざいに車を扱っている様を見て
車なんてこんなものかと少しやけくそ気味に前向きになる。
レストランの入口では月光仮面が発泡スチロールに隠れていた。
店内に入る。
はちょうどファミレスぐらいの広さである。
巨大な竜と竜馬とおそらく姉の坂本乙女がいる。
高知のスターの背中は座席表になっている。
いつまで経ってもメニューが来ないので催促すると
「メニューはその新聞です」と即答される。
誰かが置き忘れた新聞かと思っていたら中は確かにメニューである。
こんなメニューもあるようである。
オーダーして料理が来る間店内をぶらつく。
入口横には陳列棚がある。
これは店長の使い古しの帽子であろう。
確かに店長は今もこのようなハットを被っていた。
セクシーな水着
初代プレステのバイオハザード1のソフト にパチンコ玉
旧型のデジカメが数珠状に連なっていた。
料理が来た。いちばん人気のチキンライス オムライスと
鯨の竜田揚げのセットである。
箸袋にも種類がある。
裏には店長の語るエピソードがある。
エピソードも5タイプほどあった。
トイレに行くと店長の結婚式で使われただろうパネルがある。
そして、店長の背後には店長のお札がある。
ちなみに料理もおいしかった。
車のショックは少し和らいだ。 (南国市)
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