客はどこへいったのか
(志筑 淡路島)
2019年10月30日水曜日
2019年10月20日日曜日
2019年10月7日月曜日
台湾の本屋を巡る
台湾に行った目的、まずはUFOを呼ぶこと。
もう1つは写真集を置いてくれないかと営業することであった。
友人のNienちゃんがわざわざ高雄から
台北に来てくれて写真を置いてくれそうな書店へ連れて行ってくれた。
読者のあなたにあまり関係ない話かもしれないが、
この書店をめぐる旅は本当に楽しかった。
台湾の最先端のカルチャーを肌で理解できるので
もし興味があればぜひ以下の書店を訪れてほしい。
(ぼくの本は日本で買う方がはるかに便利だから
全然買わなくていいので)
まずは、田園城市生活風格書店 へ。
台北の独立系書店のパイオニアだ。
自分たちでいくつか本も出版している。
BRUTUS, STUDIO VOICEなど日本の雑誌でも紹介されている。
オーナーのヴィンセントさんと相談。
どうなることかと緊張していたが、とてもおもしろがってくれた。
あとは任せたと、部下のブライアンさんが写真集のセレクト。
日本から20冊ほど持ってきていたのでそこから6冊も買い入れてくれた。
ブライアンくんのお気に入りはこれ。
書店に並ぶと感動もひとしおである。
続いて、最近できたばかりの moom。
写真集専門店である。
赤々舎の本がずらっと並んでいたりと日本の写真集もたくさんある。
中は白壁で洗練されていてギャラリーを併設している。
moomでは5冊置いてくれることになった。
しかも、写真の左のmoomの店長は
Nienちゃんの高校の同級生ということが発覚。
オシャレな店内に違和感がないこともないがまあよしとしよう。
moomのカウンターに置かれた写真集。
お前たちを台湾に置いていくよ。
立派に育つんだぞ、ととても悲しい気持ちになる。
続いていったのは荒花。
外にはたくさんの観葉植物が置かれていて、
店の名前が「荒花」なので花屋のようだが書店である。
寺山修司先生が店内に鎮座する。
この顔でわかるようにここはアングラな品揃え。
一般流通しているものというよりもセンスのいいZINEがたくさんある。
ここでは4冊置いてくれることに。
台南に移動する。
中国語の翻訳をつけてくれたのはゆうちゃん。
ついに本人に写真集を渡せた。
つづいて台南のギャラリー 海馬廻光書館へ。
ここは写真のNPOが管理をしていて、みんな興味津々にみてくれた。
販売はしていないのでいつか展示をしようということに。
最後は高雄の三餘書店へ。
ここも日本の雑誌でもよく取り上げらえれる名店。
文学、詩から、アートブックまで品揃えのバランスがよく、
かつ、きちんと選書されている。
ここは高雄の文化発信基地だそう。
ここでも4冊置いてくれることに。
帰国後、さらに知らせが届く。
台北の 好樣思維│VVG Thinking。
1階がレストランと雑貨、2階が本と雑貨。
まるでアンティークショップのようであり、
本店は世界の美しい書店20に選ばれている。
ぼくの美しくない本を4冊置いてくれることに。
しかも、こんな状態で真ん中に置いてくれているのだ。
次は、台東。
正興街の朋友、エリックがオープンさせた書粥。
店番するなら泊まっていいよと彼は言う。
真ん中にドーンと置いてくれる。
本当にありがたい朋友だ。
さらに解説までつけてくれて。
台南のError 22というアクの強い店舗でも展開決定。
ありがとう、台湾。
ありがとう、Nienちゃん。
もし機会があれば台湾の今の空気を本屋から吸ってほしい
2019年10月6日日曜日
2019年10月5日土曜日
祝福
この日が本番。
正興街が主催する「正興破壊王」なる台南での芸術祭が開催。
まずはセミナーということで新世界市場のことやぼくの活動を紹介する。
日本語で話し、それを上手に翻訳してくれた。
新世界の状況にみんな興味津々である。
そして、夜は我々エンバーンの演奏である。
観客がすごい。1000人ぐらいはいたであろうか。
エンバーン史上最高の観客数である。
ちなみにこの観客数はぼくたちの実力ではなく、
このあと、台南の有名ミュージシャンが控えていたからであった。
音楽を演奏してすぐ、1曲目の途中で一等星をふた回りほど大きくした
発光体がピカッと光ってすぐに消えた。
明らかに飛行機ではない。雷でもない。
それからさらにフラッシング。
ぼくは5回ほど見た。
こちら、見事に撮影に成功している。
空は曇っていた。星はみえなかった。
星としても大きなサイズである。
もちろん、飛行機は通過しなかった。
ライブ終了。やりきった。
ギタリストが来れなくなってしまって、
地元のギタリストがヘルプで入ってくれてそれがまたよかった。
なぜぼくの顔が白いかというと、ケーキに顔を埋めたからである。
誕生日ケーキがステージにもって来られたのだ。
今日は、ぼくの誕生日。
観客が「ハッピーバースデイ」を歌ってくれたのだ。
みんなが祝ってくれて、しかもUFOもきてくれて
台湾人と宇宙人から祝福を受けぼくは幸せものである。
しかもこんなバースディケーキをつくってくれた。
食べるにつれてぼくは無残な姿になっていき
ぼくの最後はぼくが食べた。
(正興街 台南)
2019年10月4日金曜日
姉妹商店街へ
2018年3月25日、
我らが新世界市場は台南市の正興街と姉妹商店街契約を結んだ。
(その時の記事はこれ http://keitata.blogspot.com/2018/03/blog-post.html)
その時、交わした条文はこれである。
我々、大阪の新世界市場と台南の正興街は互いに国が違えど、地域をユニークなアイデアで活性化してきたということを認識し、野良猫が多いという共通点を持つことを深く心に留め、互いの関係性の発展、互いの交流による日台関係の深化、ユーモアと斬新なアイデアを以って地域を元気にするという我々の方法が全世界に広がって行くことを強く望み、以下の条約を締結する。
1.互いの人材を積極的に交流させる。2.互いの物品を積極的に交流させる。3.互いのアイデアを積極的に交流させる。4,互いを助け合う。5.互いを愛する。
契約は履行されなければならない。
夜、正興街に到着するとさっそく歓迎がはじまる。
ただでさえうまい台湾料理のその中で特にうまい台南料理の人気店の
シェフが3人もいるから、もう食うたびに至福が訪れる。
この前渡せなかった友好の品「ビリケン像」を代表のエリックに渡す。
正興街の仲間たちと語る。
先の記事を見てもらえばよくわかるのだが、
彼らはおもしろいことをたくさん仕掛け、町外れの商店街を活性化させた。
その結果、付近の家賃の高騰を招き、自身の店を閉めざるを得なくなった。
いわゆる、ジェントリフィケーションというやつである。
新世界市場もそれが起こりつつある。
どのようにそれに対処していくのか、答えは見つかっていない。
ただ、社会や地域に強く関わりながら「楽しいこと」をする、
ということだけは共通していた。
(正興街 台南)
台湾のゆるさ 懐の広さ
台北駅の近代的な広場。
清潔感あふれるターミナル駅の広場にはみんな地べたで座っている。
新聞を読んだり話したり。
あえて地べたに座る人用にこの広場は作られているように感じた。あ
寝ている人も何人か。
この懐の広さが台湾なのか。
(台北駅)
登録:
投稿 (Atom)