ある人から岩手県と秋田県の両者がいらないと言い合った地域があるときいた。
そこは、奥羽山脈の真ん中にある西和賀町。結局、岩手県となっていた。
盛岡市から1時間ほどで到着した。
ソバの花が満開である。
美しい田園風景が広がっている。
美しい公園、しかし、人気はまったくない。
人気はまったくない。車もあまり通らない。
だんだん風景がおかしくなってきた。
廃タイヤの安全第一君が道を見守る。
むしろ退化しているようにも思える。
突っ込みたいところはたくさんあるが、
いちばんツッコミたいのは「俺のコメ食べてください」
KTKではないないのか、ということである。
駐車場にボートがポツンとあった。
猿が運転している。
防水のためだろう、ビニール袋がかぶさっている。
手はこのようにハンドルにくくりつけられている。
そろそろ西和賀が終わろうとするときにダイナミックな人形があった。
地元の変人が作ったわけではなく「下前厄払い人形送り」という
この地域の祭りで使われる人形である。
この人形はここでは特別に巨大化しているが、祭りでは1mほど。
各地域でワラ人形を作り、その年の厄男が人形を肩車して歩く。
各家を訪問して、御神酒をもらいながら町中をそぞろ歩き、
町外れまで人形を送る。そして、木に高々と人形をくくりつけ、
各家庭からもってきた人数分の団子を人形にくくりつけ、
御神酒を供え、地域の人々の安全を祈る。
自分で書いていてもわけがわからない。
後でわかったことだが、なんと立派なキンタマがあるそうだ。
スカートをめくり忘れたことを今、まさに後悔している。
(湯田 西和賀 岩手)
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