2019年5月3日金曜日

芸術と普通

小豆島に来た目的の1つは瀬戸内国際芸術祭であった。
ほぼ竹でつくられた建造物。


そして、中では大好きな切腹ピストルズのライブがあった。
なんと贅沢なことだろう。





オリーブ林の中のリーゼント。
バカみたいだが、造形物の完成度はとても高い。

 漁港にあった刺々しいミラーボール

そのすぐ横ではクラゲが浮いている。


見る場所をきちんとするとちょうど円になるインスタレーション。
(正円ではないのぼくの位置がずれていたせい)

町外れの水産加工場に展示されたインスタレーション。


海辺の祭壇

 人里離れた漁村の古びた民家の天井

こちらは障子。

民家と海の間の道にあったもの。これは作品だろうか、ただのゴミだろうか。


これは瀬戸芸に乗じて近所の人が書いたものだ。
この神浦という村、瀬戸芸がなければ絶対に来なかっただろう。




波の音を聞く建物

迷路の街、土庄にある迷路のような家。


その近くにある妖怪博物館。
これは、瀬戸芸の作品ではなく、小豆島の人々の作品だ。

美しい棚田が広がる田園地帯を歩く。

そこには不思議なピラミッド。

その横には地蔵のようにウルトラマンのようなものがある。



しばらく歩いてたどり着いた神社では「農村歌舞伎」が行われている。

素人といえ、音楽、演技、衣装、舞台は見事で、
普通に楽しいエンターテインメントだった。
地元の子どもや大人たちがこの日に向けて練習をする。
300年を超える伝統があるそうだ。


作品はもちろん、作品の近くにあるものが意味を持つ。
それは作品が普段見る風景を、作品として見るような視座を与えるからだろうか。
山の中や、半島の先の漁村。作品がないと行かないだろう場所にもたくさん行った。
作品をきっかけに地元の人とたくさん話した。
地元の人が観客との交流をとても楽しんでいた。
つまり、とてもいい芸術祭だった。

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