ローカル路線でとことこと。
やってきたのは長野県上田市にある別所線。
まるでバスのように前方の運転手が切符を回収する。
別所温泉に到着した。
切符のもぎりはアニメキャラ。しかし年齢は高い。
大阪から5時間を超える旅の疲れをいい感じのカフェでジェラートを食べて癒す。
アイスを食いたいと思うほどに別所は意外に暖かい。
温泉旅館上松やにチェックイン。
「一人旅館」なる概念を提唱していたのに惹かれてここに泊まることにした。
普通のシングルの部屋もあったがせっかくなので真田戦国部屋なる部屋をとってみた。
まるで幸村がここで寝ていたかのような、
質素でシンプルながら居心地のいい部屋である。
見事に一人部屋である。シングルベッドである。
旅館で一人用の部屋にお目にかかったことはない。
仲居が夕膳が部屋に運んできてそろそろ食べようかするときに
ドラの音が鳴り鎧甲冑の男が現れた。
仮面をとって一杯ついでくれる。武者はなんと旅館を経営する会長だった。
部屋の片隅にあった兜を被って記念写真を撮る。
一人で夕食を食べながら、晩酌をやりながら仕事のことをあれこれ考える。
真田幸村も晩酌をやりながら合戦の戦略を考えたに違いない、
とぼくが幸村に思いを馳せた時点でこの宿のコンセプトは成功しているように思える。
別所温泉は源泉掛け流しで、
かつ温度調整をせぬままのお湯に入れるので泉質がすばらしい。
今まで入った温泉の中でいちばんの泉質だった。
またのんびりと別所に行きたいと思う。
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