2015年4月17日金曜日

明るく深い松山の夜

講演に来てくれたディープな人々に夜の松山を案内してもらう。
『街道』というゲイバーである。




ゲイバーというと地下を想像するが普通のマンションの2階に位置する。



おそるおそる入るととてもアットホームな空間と
気さくなママ(パパというべきか)
「ゲイでもいろいろあってね、女装するのは『じょそこ』
 私はね、薔薇族、うふふ」と
ゲイについてのイロハを明るく楽しく教えてもらう。



おしぼりもついこのようになってしまう。
これはママがしてくれたわけではなく、
同席のYさんがぼくたちに教えてくれたのである。



「うちのお父さんがある日こんな風に古新聞を出していたんです」と
一緒にいたOさん。おもしろすぎる!
Oさんがスマホで撮った写真を撮らせてもらった。
場所が場所だけに下ネタが加速する。






トークで場が温まったところでいよいよショータイム。
ママがカラオケの曲を入れた。
この曲にあわせて何かをするということだろうか。


舞台袖からこのように登場し
『千恵っ子よされ』の替え歌でママの半生を紹介する。




帯を客にひっぱらせ


このとおり、きっちり仕込んでいる。



 『木綿のハンカチーフ』ではこうなり

すぐさまに髪型が代り



ピーナッツを鼻から飛ばす。往年の梅垣義男を思い出す。




美空ひばり『川の流れのように』



股間に何か光る物体を仕込ませている。
なぜこれが川の流れなのかわからない


最後は『あの鐘を鳴らすのはあなた』


もう息つく暇もない。


ショーは終りそのまま注文をとるママ

しかしながらこの日はいつもの半分ぐらいの内容だったそう。
ママの胃の調子が悪く、ショーの途中に胃酸が出てきそうだったのだ。
ママのコンディションがベストの時にまた行かなくてはならない。
先週末は広島のジルバ、今週末は松山の街道と、
まるでビートルズの翌週にストーンズの
コンサートを見たような満足感。

両者とも人数がだいたい5名以上集まればショーをしてくれるとのこと。
ストレートでもぜんぜん大丈夫!
ぜひ訪れてほしい、残しておかなくてはならない、松山の名所である。

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