2013年7月14日日曜日

水止舞

男がワラの中に入ろうとしている。



ワラに入った男は角笛を持つ。

倒される。

運ばれる。



水をかけられる。
一般客にも容赦なくかけられる。
タイのソンクラー気分でテンションはあがるが、カメラがびしょ濡れで気が気でない。



人はなぜ、水をかけられ、転がされ、ホラ貝を吹くのか。



200m ほど運ばれた後、寺の境内に入ってきた。

そして、運ばれる。


坂を転がり上がる。

舞台に上がる。


ワラをほどかれる。

解放される。




ホラ貝を吹く。
ほどかれたワラは舞台を囲むように置かれる。


踊り手が入ってくる。

踊る。

休憩して水分を摂る。


また踊る。


奇祭、水止舞。
水止舞は大田区大森厳正寺で行われる、
その名の通り「水を止めること」を願う祭り。以下引用。


水止舞の起源は、元亨(げんこう)元年(1321)年に遡る。武蔵の国が大干ばつに見舞われた際、住職の第二世法蜜上人がワラで龍像を作って祈祷を捧げ、雨を降らせた。しかしその2年後、今度は長雨が続き、田畑が流出。長雨は2年前の雨乞いの祈祷(※)のせいだと上人を恨む人が出てきたため、上人は今度は獅子の仮面を3つ作って「水止(しし)」と命名。それを農民にかぶらせて舞わせ、太鼓を叩かせ、法螺貝を吹かせ、龍神に雨がやむよう、「水止」の祈祷(※)を捧げたところ雨は止み、人々は感謝の舞として、「水止舞」を捧げるようになった。



踊りは続いていたが、品川へと戻り、新幹線に乗った。
選挙フェスから、フェス、そして、祭りへと、得るものは多々あったが、
それはまた次の投稿にて。