
奈良町という町家を改良した無人の本屋さん。本の無人販売である。
また、書店内の棚は1棚ごとにオーナーが異なる。
それぞれのオーナーが棚を借りて、自分の選んだ本を置いている。
本を気に入ってくれた高木なつみさんが自分の棚に本を置いてくれたのだった。
奈良ということでいつもの話に加えて奈良ならではの話をいくつか。
まずは、三戸なつめちゃん。
奈良市出身で、お気に入りの場所は奈良町、まさにこのあたり。
ぼくは歌手デビューの時に仕事をさせてもらった。
『前髪切りすぎた』というデビューシングルのジャケットを作ったり、
PVを作ったり、この写真を撮影したり。そう、鹿に囲まれて撮影したなあ。
もう1つ紹介したのは奈良県桜井市の仕事である。
外国人旅行客に向けてPRをするという仕事を手がけた。
確かに、長谷寺、大神神社、談山神社、山の辺の道、
隣の宇陀市には室生寺という第一級の観光スポットがある。
まずは、桜井市とその周辺の、宇陀市、天理市、磯城郡、曽爾村、御杖村を
YAMATOというエリアでまとめた。いわゆる広域連携である。
桜井市単体で世界に打ってでても仕方がないと判断したからだ
そして "UNKNOWN ORIGIN"というキャッチコピーを作成。
このあたりは大和朝廷があった場所であり、
さらには卑弥呼の邪馬台国があったとされる場所である。
(九州説もあるが、現在は、桜井説がかなり有力とのことである)。
つまり、日本のオリジン、”知られざる起源”なのである。
また"UNKNOWN"というのは外国人旅行客にとってそそるそうで。
つまり、京都、奈良などメジャーな場所とは違い、
マイナーであまり知られていないという意味もある。
事実、長谷寺に行った外国人は、
「長谷寺は清水寺ぐらいすごい。でも、清水寺は人が多すぎて歩くのも大変だったけど
長谷寺は人が少ないからとてもよかったよ。静かに仏像に向かい合えたよ」と。
これはYAMATOエリアの核心をついた言葉である。日本人にとっても同じこと。
静謐な自然に囲まれた寺社仏閣がたくさんあり、
人も少ないのでゆったりと神や仏に向き合える。
京都や奈良市内の寺社仏閣を一通り見たら、桜井まで足を伸ばしてほしい。
サイトも作ったのでぜひ。
日本語版はないが写真が豊富なのでわかってもらえるはず。
http://www.city.sakurai.lg.jp/yamato-travel/
その分、個々の人とコミュニケーションができて、あたたかいイベントになった。
たくさんイベントをやって思う。
100人、200人、集まってくれると本も売れるし、うれしい。
しかし、群衆という大きなカタマリに話しているよう。
「群衆に話す自分」というのを演じ切らないとその場は乗り切れない。
ぼくの話が届いているのかどうかという感触がない。
ただ、20人ぐらいだと「素の自分」が出せる。
また、その方が個々の人とも質問や会話のやりとりができて、
密接にコミュニケーションをできた気持ちにはなる。
松屋町のええ感じの飲み屋さんねぼけ堂がごはんを用意。
腹ごしらえをしたあとは第2部へ。
それはUFOコンタクト。
会場から少し歩いて、飛火野というエリアでコンタクト。
一部、不思議な波動のようなものを見た人がいたが、
しかしながらはっきりとしたものは見えず。
今回は微妙な結果となった。
きっとお客さんもそうではなかったと思っておきたい。
なつみさん、みつるくん、ありがとう。
(奈良町 飛火野 奈良)
0 件のコメント:
コメントを投稿