2016年5月6日金曜日

渦潮と盲腸

まったくもってありがたくないガイドブックを手にこの日は鳴門を観光する。
鳴門といえば渦潮である。

渦潮を見る為には船に乗るか、
海峡に架かる橋を渡って橋の上から見るかという選択肢がある。
この日は天気は荒れていたのと船は高いのとで、橋から見ることを選んだ。
しかし、選択ミス。橋はほとんどが吹きさらしで、
強風と大雨の中、500メートルほどの橋を渡らなくてはならないのだ。
橋は海の上で何もさえぎるものがない。 
子どもを抱きかかえてびしょびしょになりながら、
橋を走ってしてようやく辿り着いた。

濡れた甲斐はあった。渦潮がバッチリと見える。
確かにラーメンのナルトのように渦巻いている。



びしょぬれの果てに渦潮を撮る人々。

ひとしきり見た所でまた吹きさらしの橋を渡り、元に戻った。
四国では毎日罰ゲームのような何かがある。



橋に隣接している「エディ」という記念館に入る。
中には渦潮に関わる様々な展示といくばくかのゲームがある。


忍者が鳴門のわかめを奪いにきたという設定だ。
とても強引なゲーム設定である。 
成功してもわかめはもらえないようである。

やはり設定に無理がある。


長女は見事に手裏剣をこの位置で止め、わかめを守った。
成功したがわかめはもらえなかった。

9日間にわたる四国のデスロードは終った。
大阪に帰ってなんとほっとしたことだろう。


思い出深いのは足摺岬。
ぼくは足摺岬を「日本の盲腸」と名付けたい。
四国の西南端にちょこんと飛び出た岬。
ほとんどが断崖絶壁で人が住む場所はない。
足摺岬がなくったとしても日本にさほど影響はない。
(もちろん、海流の変化とか、細かくはあるだろうけど)
必要のないものなのに、ある岬。
ぜひ一度足摺岬と土佐清水へと足をお運びあれ。
唐人駄場でUFOを見たければ宿泊をおすすめする。


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