南熊本の旅の最大の目的、水俣病記念館へ。
誰か有名な建築家が手がけたに違いない立派な施設である。
中に入る。
他にも水俣病のことがいろいろと展示がしてあるが、
地味でわかりにくい展示物ばかりである。
どこかに気をつかっているのだろうか、オブラートに包まれたようになっている。
記念館に掲示してあった被害者のことばを形にしたポスター。
福島、安保など、何だか穏やかじゃない世の中だから、
こんなことばが胸に刺さる。
他にも水俣病のことがいろいろと展示がしてあるが、
地味でわかりにくい展示物ばかりである。
それは、広島の原爆資料館でも感じたことであった。
はっきりとした事実を求めてわざわざここまでやってきたのに肩すかし。
地下の資料館に行くと写真集がある。
ユージン・スミスの写真
桑原史成氏の写真
そこには様々な資料価値のある写真があった。
どうして、こういった写真を展示しないのだろう。
汚染された水俣湾は埋め立てられ
現在は『水俣エコパーク』という公園やサッカー場になっている。その広さは甲子園球場約10個分。広大な土地である。
そして、公園のすぐそばには水俣病を起こしたチッソが
JNCと名前を変えて未だに工場を稼働させていた。
あれだけの被害を起こしても、
会社はまだこの地で生きながらえているのか。
海はきれいになった。
でも、人間まではきれいにはならなかったのか。
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