セレブが集まることで知られるプラチナ通りこと白金台の外苑西通りを散策する。
有閑的な雰囲気に気圧されていると、突然、アンテナが何かをキャッチ。
品川ナンバーの外車が行き交う中、おっさんが何かを拾っている。
顔を植木に突っ込んで一生懸命拾っている。
ゴミでも拾っているのだろうか。
きれいな通りは地元の人々がきれいにしてこそだなあ、と感心する。
よくみたらおっさんが拾っているものはゴミではなかった。
銀杏である。
紅葉の最盛期はプラチナ通りはこのようになる。(当時はもう落葉していた)
注意して下をみれば銀杏は無限に落ちている。
外車、高級自転車、一流ビジネスマンっぽいジョガー、
高そうな愛犬を連れて散歩する人々が横を通り過ぎる中、
おじさんは「肉のハナマサ」のポリ袋に銀杏をどんどんと詰め込んでいく。
おじさんが採集を終えるまで見守っていたかったが、所用があるのでここを立ち去る。