わけがわからない流れである。
「人の言うことなんてきかなくていいのよ。自分のしたいことだけすればいいんだから」
「生きてるうちに、たくさんの恋と革命をしなさい」
というフレーズと、大スクリーンからの説法という
まるでビッグブラザーのような権威的ビジュアルだけが印象に残る。
その後たくさんのライブ、DJプレイ、トークショウが複数のステージで行なわれる。
CRASS、灰野敬二、都築響一、三宅洋平も大阪の選挙フェスからかけつけ出演していた。
移動のつかれと、BOADRUMで燃え尽きた状態で向かい合うには
力のありすぎる濃い味のパフォーマーばかりで、吸収できず。
明け方のMOODMAN大先輩のDJだけは、
ラストスパートとばかりに踊って会場を後にした。
MOODMAN大先輩、明け方の疲れも吹き飛ばすほどの軽快で楽しいプレイだった。
後で直接本人に聞いたところによると宇川さんから
「今日はインダストリアルが多いからハウスでよろしく」と
プレイ5分前に言われたとのこと。
それでもプレイできてしまうMOODMANと
そんな無茶ぶりをしてもMOODMANならなんとかしてくれるという
宇川さんがMOODMANに寄せる信頼感。二人の固い絆を強く感じる。
最後に、FREEDOMMUNEで寝ていた人。
瀬戸内寂聴のありがたい言葉を前に寝ていた人
まるでインド・ニューデリー駅のような床と照明の質感と寝てる人
FREEDOMMUNEを大いにスポンサードしていた
レクサスに照らされながらも寝ている人
レクサスに乗ることはきっとなさそうな寝てる人
こちらは外の通路の真ん中で寝てる人。
これだけ悪条件の中でもずっといっしょに寝ているという仲良しぶりがわかる。
まるで猿の赤ん坊のように寝てる人
釣りでは明け方の朝マズメにたくさん釣れるように
イベントでも明け方にいい写真がよく釣れる。
こういう音楽イベントの魅力の1つは明け方の寝てる人々のひどい姿だ
といっても過言ではない。
それにしても、これだけの素晴らしいイベントを入場無料とした
DOMMUNE そして 宇川さんに感謝。
こういう経験にそれなりに値する金額から気持ち交通費を差し引いた金額を
福島へと寄付して家路につく。