セルフ祭を第一回目から支えてきた自称映画監督・無職 はんの送別会。
はんは、北海道から流れに流れ、大阪・西成にたどりついてセルフ祭と出会った。
大阪で8カ月過ごし、 世界自転車旅行の旅銭を稼ぐために愛知の自動車工場へと出稼ぎにいく。
はんとはただならぬ縁があった。
歳が近かったり、好きなものが似ていたり、
はんの札幌時代の親友Yがたまたまぼくの北海道から来た大学時代の友人と同じだったり。
だから、とても淋しい・・・
いつもきていたセーターがぼろぼろだったはん
あいりんセンターに日雇い労働にいったはん
札幌で大人気だった自分の燻製屋を捨て旅に出たはん
盛岡で半年遊び、半年病院に入っていたはん
マスコミなんてクソだといいながら自分が新聞に出た記事をとても大事に保存していたはん
ビニール袋に入ったうんこをおはぎとまちがって拾ってしばらく気付かなかったはん
はんは数カ月愛知で働きやがて世界へと旅立つだろう。
大阪に戻ってくるかどうか、それは神のみぞ知る。
さらば、はん。
また祭りをつくろう。一緒にえんむすびの弁当でも食べよう。
2013年1月27日日曜日
熱いカメラマン
きょうは、家族写真を撮りに写真館へ行く。
実はこの写真館、知り合いのカメラマン竹田俊吾さんがやっているもの。
平日は第一線のカメラマンとしてMeetsなどで写真を撮り、土日は写真館をオープンして家族写真を撮る。
どうして、土日も休まず写真を撮るのか、竹田さんのわけは深く、熱い。
そこが好きだから写真を撮ってもらったのだった。
平日は美術教室、土日は写真館の 竹田写真館 。
素敵だった。
ぜひ一度、家族写真を改めて撮ってみてはいかがだろう。
ちょっと混んでるみたいだけど。
そんな熱い竹田さんとぼくはMeetsが新世界のポスター展を取材してくれた時に出会った。
新世界の動きに竹田さんが熱く共鳴してくれたのだった。
自分のしている色々な動きが色々な人とつながっていく。
竹田さんはじめ、仕事だけしていては絶対ありえなかったような出会いが最近、多々ある。
澤野工房の澤野さんの言葉を思い出す。
「ぼくは金を稼いでなかった。でも、人を稼いでた」と。
今、まさにそういう時期なのかもしれない。
2013年1月24日木曜日
2013年1月23日水曜日
2013年1月14日月曜日
どやどや
ついに待ちに待ったどやどやの日!もう半年前からこの日を待ち焦がれていた。
どやどやとは約1000年の歴史を持つ四天王寺で開かれる祭り。日本三大奇祭のひとつ。日本三大奇祭って何個あんねん!という指摘はさておき、どやどやとは何か。写真とともに説明をしていこう。
東からやってきたのは、赤組。元は四天王寺の東にある阿倍野村の漁師たちが赤組で、西にある生野村の白ふんどしの百姓たちが白組であった。現在は、四天王寺にかかわりがある四天王寺羽曳丘中学と高校、それに仏教系の名門清風高校の生徒たちがふんどしをまとって祭りを引き継いでいる。まずやってきたのは四天王寺羽曳が丘中学校と高校。
引率の教師もおなじくふんどし姿だ。
四天王寺羽曳丘中高のどやどやが終わったあとは、今日のトリ、清風高校のどやどやが始まった。
四天王寺羽曳丘は進学校だが、清風は体操の西川・池谷など数多くの
五輪選手を輩出しているだけあって生徒の気合と体格が違う。
気合いが入っているが、体は正直だ。けつがさむそうである。
撮っている後ろから「わっ、高木ふんどしやで!高木こっちみろや」と声がする。
声の主はどやどやに参加していない学ラン姿の清風高校の生徒たち。
高木は赤いふんどし姿で「おまえら殺すぞ!」と大声で叫ぶ。
寒さと腹立ちからそう叫びたくなる高木の気持ちもわからなくもない。
いざ、舞台の六時堂へ。容赦なく水をぶっかけられる生徒たち。
これは、精神修養のためではなく、男たちがもみ合い摩擦によっておこる火傷を防ぐため。
ぶっかけられた水は水蒸気になるほどの熱気である。
押し合いへしあい、魔よけの札をとりあう。
多くとった方が勝利。教師たちも生徒を煽りに煽る。
勝利した方には豊作や大漁が約束されたという。
どやどやが終わり帰る生徒たち。ぜひ、ウォーリーをさがしてほしい。
どやどやが終わったあと。お堂の床はびしょぬれであった。
どやどや取材を終えて帰る清風高校放送部。どやどやのたくましい生徒たちに比べるともの哀しいものがある。
「今日雨でどやどやが中止と思って眠れなかったぁ~ん」とゲイのお兄さんが言っていたことだけ、
付け加え、また来年のどやどやを楽しみにして筆を置く。
2013年1月13日日曜日
ポスター展 最終日 その2
ポスター展は本日18時でついに終了。
市場の人、ポスターを作った電通のスタッフ、ギャラリーを制作したセルフ祭スタッフ、
広告に興味のある学生さん、近所の人が集まって、
市場の人が差し入れてくれたものを飲んで食べての楽しい打ち上げ。
写真は、ギャラリーでとっていたアンケートを集計し、ポスター人気ランキングを発表しているところ。
2位に輝いた「ミョウガボリボリ」
1位はこれ↓
商店街会長、澤野さんとがっちり握手。
夜は更けども、宴は続く。
ポスターを片付けて、空っぽになった壁。
宴は続くが、後ろ髪を引かれる思いで帰途に着く。
『新世界市場ポスター展』、完全に終了。
町おこしになれば、そして、会社の若手の子におもしろい仕事をさせてあげられたら、
という素朴な思いから始まったポスター展は、メディア11社に取り上げられるほどに大きく広がった。
福岡のコピーライター大曲さんはわざわざ福岡から見に来てくれ、
鹿児島のデザイナーの方は地元でポスター展をやるよう奮闘中、
いつもは競合している会社の人から「本当にすばらしい。会社のみんなに見に行かせる」と。
やっぱり、広告の人は少なからずぼくのように問題意識があるのかな、
こんな時代にモノを大量に売ることばかりに力を貸していてはいけない、と。
ぼくたちが日々の仕事で培ってきた広告をつくる力は使い方によっては、社
会の役に立つことができる、街や人を元気にすることができる。
まだまだ広告も捨てたもんじゃない。
広告主、作り手、見た人がハッピーになる。ここまでは、幾度かあった。
さらにそれが世の中で目立つ、これもほんの少しあった。
さらに街が元気になる、これはなかった。
まあ、お金はもらってないから仕事と言い切ることはできないけれど、とてもうれしかったこと。
ポスターを作ったみんな、後押してくれた上司たち、セルフ祭のみんな、
来ていただいたお客さんたち、市場の人々・・・感謝の気持ちが絶えない。
本当にありがとうございました。
ポスターはしばらく、いや、きっと半永久的に商店街に掲出され続けることだろう。
”おもろいポスターのある商店街” 新世界市場へぜひとも遊びにきてください。
あっ、食べ物も本当においしいし。
以下、メディアの反響をずらりと。
どのメディアもきちんとポスター展のことをまとめてくれているので興味のある方はぜひご一読を。
朝日放送『キャスト』 2012.12.20 18:30-
朝日新聞 12.13 夕刊
Meets 2013年1月号
CM通信 新年号
コマーシャルフォト 2013年1月号
以下WEB
地域密着型メディアということで、新世界という町の歴史をふまえて書かれている。
このサイトがYahoo!ニュース! にも掲載(現在は削除)
広告業界のポータルサイトなので、広告制作者側の視点が強め。
こちらは町のコネタサイト。商店街会長の澤野さんのコメントもあり。
他にもテレビ大阪とNHKラジオで紹介。
まさかこんなことになるとは思いもよらなかったポスター展。
次もこれぐらいの何かができるよう、日々精進精進。
2013年1月12日土曜日
2013年1月10日木曜日
えべっさん その2
さて今宮戎で独特なのがこの福笹”システム”。
まずは笹を受け取る。この笹は無料でもらえる。
ここで笹を簡単に受け取ってはいけない。形のよい笹が来るまで待たなくてはならない。
「目に入って危険ですので笹は高くもちあげてください」
というアナウンスがあるために、みなこのように笹をもちあげ、列に並ぶ。
そして、装飾を福娘につけてもらうのである。
装飾はオーダーメイド。サブウェイのトッピングのように自分でチョイスするのである。
ひとつ1500円〜2000円となかなか高い。
ぼくは3つにしたが、1万円ほどのトッピングをする人々がゴロゴロいる。
トッピングをずっとつけているからだろうか、福娘は指先を痛めていた。
福笹と我が家の福娘。
神社を離れようとすると行列に出くわす。
「ほえかご ほえかご」と心斎橋からやってきた行列。中には貴乃花など有名人の姿もある。
そして、ウィッキーさんの後ろ姿。
ウィッキーさんをみたのはこれで通算4回目、会ったことのある芸能人記録更新である。
今宮戎、ミナミ全体がお祭りで浮かれる時。
大阪以外の方々も一度この大阪らしいお祭りに来て福笹をトッピングしてはいかがだろうか。
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