商学部の飯田ゼミにお世話になっていて今年で3回目の講義であった。
『ぼくがこの講義を聴いていたら今頃スターだったのに』
というのがこの講義のタイトル。 寝てばかりいた学生生活を振り返り、
もっとああしてたらよかった、こうしてたらよかった、ということを丁寧に教える。
講義終了。
2限連続の長時間講義ながら、みんな熱心な顔で聴いてくれた。
自分でいうのも何だが、とてもいい講義だったと思う。
広告ゼミであるし、広告界の人間として私は呼ばれたわけではあるが、
広告論や、広告の作り方を語るのは極力さけた。
学生にはもっと大きなことを教えたかった。
もっと学生には大きなことを学んでほしかった。
いかに、学生生活を有意義に過ごし
大いなる人間になってほしいか、そういうことを説いた。
ぼくが学生の頃にそういうことを誰かに言ってほしかったように。
大学というのは大きなことを学ぶためにある。
大学を卒業して十数年、今、切実にそう思う。
講義の後は飲み会へ。
二十歳のみんなはビールで、下戸な私はひとりウーロン茶で乾杯。
講義で築いた威厳は崩れ去る。
最後に、胴上げされる。
胴上げなんて結婚式のときもされていなかったような・・・
教えるたびに、
私は学生に教えるだけの大きな人間であろうかと自問自答する。
いかんいかん、もっと大きくなっておかなければと。
たまに、教えることはいいことだ。自分がきりりと引き締まる。
学生のみんな、ありがとう。
教えを守って実りある大学生活を送るんだよ。
そして、スターになるんだよ。
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