2019年8月1日木曜日

青森祭り祭1 弘前ねぷた祭り

またやってきた青森へ。謎の三角の物体が優しく迎えてくれる。

弘前駅の横にははねぷたがある。そう、今日からねぷたなのである。
弘前はね「ぷ」た青森はね「ぶ」たである。
「弘前のねぶた見に来たんですよ」なんて青森県人に言うと
お前わかってないなと言われるわけである。


祭りの日だからだろうか、弘前の町はいつもよりゆるい。

定食屋でもねぷたの話で持ちきりだ。



町に出るともう場所取りが始まっていた。
まるでディズニーランドのエレクトリカルパレード前のようだ。

市役所の中には浴衣の人間がいつものことのようにふらふらとしている。

もうすぐ祭りが始まる。
カラスが一斉に飛び立つ。
まるで式典でハトが放たれるかのように。
祭りを祝うかのように。
それともいつもと違ってそわそわしているのだろうか。

ねぷたに明かりがつけられた。
明かりがあるのとないのでは見え方が全然違う。
やはり、夜見えることに合わせて作られている。

祭りの始まりを告げる巨大な太鼓が鳴らされた。勇壮な音が夕焼け空に響き渡る。
これは絶対に聞いておいた方がいいと言われて駆けつけた。その意味がわかった。
それは始まりの高揚感はなく、決意に満ちた悲壮な音だった。
負けるとわかる戦いに今から出る、そんな音だった。なんだか涙が出てしまった。


どんどんねぷたがやってくる。やーやどー という掛け声にあわせてねぷたが動く。

そう、これはエレクトリカルパレードだ。
きっとディズニーランドはねぷたから着想を得たに違いない。



ねぷたのを撮れども撮れども何が正解かわからず、
隙が撮れなくてしばらく悩んでいたがようやく見つけた。
ねぷたの上の人を撮ればいいのだ。


このおじさんの美乳を見て欲しい。

それを見るおじさんも隙だらけだ。




祭りも終盤。またあの太鼓に出会えた。
今回は女性が大股を広げて乗っている。
マザーアース感にあふれている。
かっこいい。かっこよすぎる。


祭りが終わりドックに帰るねぷたたち。
まるでホワイトベースに戻ったモビルスーツのよう。



祭りのあと、宴は続く。


祭りのあと、路上で寝る人。
弘前にはホームレスはいないだろうから、
宿が取れなかったおっさんだろうか。

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