2018年9月4日火曜日

台風が残したもの

今まで生きてきていちばんすごかった台風21号。
暴風雨の間はずっと家にこもり、風がおさまった夕方に
被害を確かめようと街に出かけてみた。
空襲のあと、外に出るはこんな気分に近いのではないだろうか。
歯医者の重そうな看板が倒れている。


足拭きマットが道路へ飛んでいる。

街路樹が倒れ道路標識も斜めに。

根こそぎ倒されている。

こちらは折られている。


テント類はどこもだいたい全滅。

看板自体が一掃されそうだ。

あのスーパー玉出の看板が曲がっている。

花火のような電飾はぽきっと折れている。



釜ヶ崎のど真ん中へ。
テント自体が落下している。

吹けば飛びそうなのに以外と三角公園の家々は大丈夫だった。

しかし、桜の木が倒れている。
この下で花見しているおっちゃんたちはとても素敵だったのに。

南海の萩ノ茶屋駅の高架下には謎の物体が。

アルミのシャッターがこんがらがっている。


国道25号線の信号は強風により向きが変わっている。
まるでスクランブル交差点のようである。

先とは別の玉出に行くと、テント自体が落ちている。

24時間年中無休の玉出もさすがに今日は店じまい。

こちらは家自体が飛んでいる。
そこで暮らしているおっさんがいる。

こんな重そうなガードレールも倒されている。

これはもうお手上げ。



釜ヶ崎だけでなく立派な造りの近鉄天王寺駅までこのように。


屋内の看板が曲がっている。

何よりショックだったのが、チケット屋が店ごと飛ばされていたということ。

チケットスーパー あべのHOOP前店
これが以前の写真である。
ハルカスの麓でビル風がいつもすごかったが今回は特にすごかったのだろう。


新世界に移動する。信号がついていない。
街が死んだようだ。

こちらもテントが落ちている。

天井のトタン屋根がめくり上がっている。

ビリケンも倒れている。


しかし、づぼらやのフグはかすり傷ひとつなし。
一体どうやって生き延びたんだ。
うまく風を泳いだのだろうか。
大阪に希望を感じて家路につく。

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