2018年7月18日水曜日

大分のポスターと夜

大分へ行く。ここは3年前にポスター展を開催した場所だ。
ポスターはまだ飾ってあった。


ほんとにこのまんまのことを言っていた。
強烈なキャラのおかみさんだった。


こちらは名店の純喫茶。

いまのカフェブームを皮肉る素晴らしいポスターである。


ここは定食屋さん。踊り場にひっそりとポスターがあった。

おかみさんのあたたかいキャラが出た素敵なポスターである。


昼飯を食べて会計しようとすると「あなたポスター作ってくれた人ね」と
まさにポスターのキャッチコピーの通り、覚えてくれていた。
「ミシュランのったのよ」とうれしそうにぼくに教えてくれた。




大分ではポスターに加えて冊子を作った。
JR大分駅に「JRおおいたシティ」という大きな駅ビルができた。
駅ビルが駅前に広がる商店街(通称「まちなか」)と共生をしていきたい、
という思いで、JRおおいたシティのサポートでできた冊子である。




「駅ビルだけ行って帰るなんて許さねえ」
という商店主たちの思い。
駅ビルにきたついでにまちなかへと人が流れてほしい。
だから、まちなかの名店を紹介する情報誌を作ったのである。
実際、駅ビルはあえて食事の店は少なく設計し、
まちなかに人が流れるようへと配慮されていた。

右がポスター、左が情報。20店舗ほどを選んだ。
ポスターは電通九州のスタッフが作り、左の情報は地元の編集会社が作った。
内容もよかった、何より選んだ店そのものがよかった。
今はなかなか手に入りにくいが、秀逸なガイドブックであったように思う。

そんな大分できょうも出版イベント。

客席はたくさんのお客さん。
仕事で一緒だった懐かしい人たちもたくさんいる。

最後はみんなで記念撮影。
そして、そのままここでパーティに突入。

大分での一連のプロジェクトは評判がよかったようで、
機会があればポスターをもっと作っていきたいねと話になった。
地元大分のデザイナーもいて、ぜひ一緒に作りたいと。
やっぱり地元のポスターは地元の人が作るのがいいに決まっている。



二次会はポスターを作ったいわし料理の店いなせへ。
メニューは「いわしの刺身」「たたき」「いわしせんべい」など
いわししかないのである。それがまたおいしく安いのだ。

ポスターを作ったいなせさんと。
ポスターは怖いが、まろやかでやさしい大将である。


いい夜だった。
二次会はほとんどUFOの話だった。
大分でも近々UFOを呼ぶことになるだろう。

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