そのかわいい名前とは裏腹に、全道からアイヌがやってきて
観光客も少ない、ディープなお祭りなのである。
阿寒湖畔から松明を持って、
アイヌコタンというアイヌの店が多く集まるまで歩く。
総勢数百人はいるだろうか。圧巻である。
とはいえ今年は地震の影響で少ないそうだ。
行列がアイヌコタンに到着した。
色とりどりの刺繍。アイヌの衣装は背面が素敵である。
集合場所に集まったあとは、舞踏が始まった。「クリムセ」という弓の舞。
狩人が山奥に入って鳥を射ようと思ったが、
その鳥があまりにも美しいので射るのをやめてしまったという
地球に優しいダンスである。
嵐の日に揺れる松の木を表現している。
ミニマルな音楽がまた素晴らしい。
祭りが終わったが夜は続く。
まったく別の国のような、でも懐かしいアイヌの文化。
日本は多民族国家なのだとつくづく。
(阿寒湖町)
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