と商さんに言われて一度、白屋に戻った。
やってきたのは秋元さんという東京芸大美術館の館長さんであった。
秋元さんは、直島美術館の初代館長で、金沢21世紀美術館の2代目館長。
両方、とても大好きな美術館!これはラッキーとテンションあがる。
まずは白屋の周りにあるアトリエへ。
かつての製糖工場の倉庫がアトリエになっている。
中を見る視察団。
絵を描いていたのは白髪で初老の男性。
1枚の絵がかなり大きい。
たくさんの絵の具。
次のアトリエへ移動。写真左が芸術村のボス、蒋さん。
右がラヘイツという名前の、台東に住むアミ族のアーティスト。
ラヘイツは砂浜に漂着するゴミを作品に変えている。
秋元さんが来るということでラヘイツはわざわざ台東からプレゼンにやってきた。
続いて行ったのが李俊賢さんのアトリエ。
李さんは画家としての活躍はもちろん、
高雄市立美術館の館長を務めた、台湾のアートシーンの重要人物である。
左が秋元さんで右が李さん。絵の意味について語り合っている。
バットとタコだ。かなりかっこいい。しかも、センスが若い。
こちらもなんだか不思議な感じ。
既存の漢字を組み合わせて新しい漢字を作ってメッセージを発信している。
これが画材。スプレーもよく使うとのこと。
李さんとその作品と一緒に。ご高齢だがまだまだ眼光が鋭い。
その後は、駁二芸術特区へ。
午前中に行ったばかりだったが引き返す。
秋元さんがとくに見ておきたいと行ったのが Gallery Yamaguchi。
大阪の現代アートの老舗ギャラリーが Pier 2 にオープンとのこと。
台湾の雑多な色と物体の氾濫とは対照的な徹底したミニマルっぷりであった。
最後に秋元さんと写真を撮ってもらった。
秋元さんは短い間だけど、現代のアートシーンや、
日本と世界のアートシーンの違いなど本当にいろんなことを教えてくれた。
日本でもなかなかないほどに、朝から晩までとても芸術的な1日だった。
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