八戸の中心は八戸駅ではなく本八戸駅だった。
一度下車したものの慌てて列車に乗り直し、本八戸駅へやってきた。
町の中心部に向かう道には何やら気になる言葉が飾られている。
コピーライターなので余計に気になる。
八戸の観光ポイントがすぐにわかるいいコピーである。
なるほど、場所と言葉のセットもありか。
確かに切り株の上に神殿は立っていた。
神殿の横にはこのポスター。
全国の大きな神社ではこのポスターがよく張られているが、
ここまでしてこのポスターを掲出しなくてはいけないのだろうか。
八戸の中心部に到着すると浴衣姿の女の子が篠笛の練習をしている。
お祭りはあと1時間後にスタートする。
おばあちゃんは毒々しい色のアイスを食べている。
これは青森名物「チリンチリンアイス」である。
祭りが始まった。行列の先頭を行くのは副市長だ。
八戸の副市長は馬に乗ることができなくては務まらない。
続いて山車ががやってきた。
きのう見たねぷたとは全然違う。
ねぷたは平面的であったが立体的で存在感のある造形物である。
鬼と鬼に挟まれて太鼓を叩いている。失敗すると鬼に食い殺されそうである。
こちらは竜宮城がモチーフである。相変わらずの存在感のある立体造形である。
稚児たちが山車の前でお囃子を太鼓を叩いて歌う。
散髪屋のおじさんも行列を見ている。
理容椅子に座りながら見ている。
別の通りに入ると人がたくさん。
道幅に合わせて先ほどの山車の両端が開いて少し大きくなっている。
こちらからもド派手な山車がやってきた。MADMAXのようだ。
もういろいろありすぎてよくわからない。
青少年たちの後ろには背後霊のように安倍晋三。
大通りにやってきた。ここがいちばんのクライマックス。
鮮やかな行列が通り過ぎる。
わびとさびだろうか、水分補給担当のおばちゃんが特に目立っていた。
山車がやってきた。さっきよりもさらに大きくなっている。
道幅にあわせて、山車も変わる。
この鬼の山車は三段階にトランスフォーメンションしている。
幅は道幅に合わせて、高さについては信号機や道路標識を避けるために
調節可能となっている。
すぐ横から見ると、おおきすぎてカメラに収めきれない。
山車の隙間にはドリンクがある。水分補給は欠かせない。
虎の軍団は八戸市役所の職員たち。
山車はスモークまで吐き出した。
ここに小林幸子が立っていてもなんの違和感もない。
紅白のステージは絶対これをパクったに違いない。
日が落ちてきて、光る山車もまた美しい。
最後はこの山車がきて終了。
帰りがけ、市役所前の広場ではsugar soulが歌っていた。
しかし、ライブ会場の装飾はどんな山車よりも地味であった。
山車に使うデコレーションへの労力を
もう少しここに使ってもよかったかもしれない。
八戸三社大祭はねぶたでノーマークであったがこの映像を見て、
絶対に行かなくてはと思ったのである。
みなさんも八戸の夏の狂気をぜひその目で感じでほしい。
(八戸 青森)
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