おっさんがずっと子ども用プールの水面ぎりぎりで寝ている。
もっと寝る場所はプールサイドに沢山あるというのに、
子どもと真田山プールという近所の市民プールに来た。
寝ている人・・・ではない。
写真中央奥の4人組に注目してほしい。
短髪、マッチョ、そして白いブーメランパンツ。
そうである、ゲイの方々である。
彼らが集う場所として有名なプールなのである。
噂には聞いていたが実際に行ってみると衝撃であった。
真田山プールは半分が子供用プールで半分が大人用プール。
その大人用プールの利用客のほとんどがゲイなのである。
清原と松中のようなマッチョで日に灼けた男たちが水中やプールサイドで戯れる。
そして、手前半分では家族連れが戯れている。
真夏のねじれた光景。
ぼくは小便をしようとトイレに入った。
3つある小便用便器の両端がその筋の人で占められていた。
空いているのは真ん中だけである。
二人は仲良く話している。その間に入るのは気が引ける。
かといって便器が空いているというのに二人が
終ってからするのもあまりに失礼な話である。
ぼくは、勇気を出して真ん中の便器に立った。
ぼくを挟んで、二人は会話を続ける。
男A「ねえ、最近までねここのトイレに『わいせつな行為を禁ずる』って
張り紙が貼ってあったのよ」
男B「一体、誰がするんでしょうね」
男A「何をするんでしょうね、ふふふふ」
男B「ふふふふ」
ぼくはおしっこを途中で切り、手も洗わずにトイレを出た。
プールを出ると、ひっきりなしにそういう人たちがやってくる。
15名ほどの団体や、ガイドブック片手にやってくる標準語のグループもある。
その世界では全国的に有名らしい。
そういう人も、そういう人ではない人も、ぜひ感じてほしい。不思議な夏を。