香港の週末の夜を歩く。
フェリー乗り場の近くはあちこちでカラオケが歌われている。
やや美しい女性たちが熱唱し、それを暇な男たちが囲んでいる。
路上スナックといったところか。
そんな中で異質の場所が。しかし、ここは違ったおばはんが激しく踊っている。
主役は右のお姉さん。
彼女の歌に合わせておばはんが踊りまくっている。
5分以上はノンストップ。
香港島から対岸の尖沙咀へ渡る。
ペニンシュラホテルの装飾が春節仕様で美しい。
ひときわ明るい男の看板。
憧れの重慶大厦(チョンキンマンション)に到着。
バックパッカーなら誰もが知っている香港のビル。
中にはびっしりゲストハウスがひしめいている。
何より1階がカオスだった。
デパートが立ち並ぶメインストリートから数メートル入っただけなのに、
そこは異世界。中国系、インド系、アラブ系、アフリカの系人々が
安普請の店の前で各自の言語で会話を交わしながら、
飲み食いしていて別の惑星のようだった。
武器からドラッグまで密売されていそうな雰囲気で。
隙あればやられそうなヒリヒリとした感覚で写真は一切撮れなかった。
無機質なビルに色とりどりの光がつく。
『恋する惑星』のロケ地としても有名である。
原題は『Chungking Express』だしね。
メインストリートに戻る。
ナゲットとおばちゃんの顔の質感が同じ。
おばちゃんを1つ買うともう1つもらえそうだった。
休憩する料理人。
これが想像していた香港のイメージに近い。
ケンカかと思って遠目で見ていると
ただ酔っ払っているだけだった。
何度も持ち上げようとするがダメ。
こういう人がいるということはまだ香港は大丈夫。
夜の公園で寝てる人。
もっと端に寄って寝れば静かでよかろうに。
それにしても布団がとてもキレイである。
今日は家で寝れないのでたまたま公園で寝ることにしたのだろうか。
(香港摩天輪 尖沙咀 油麻地)
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