この日は台湾で講演である。
そう、これが旅の目的であった。
雲林科技術大のデザイン科の生徒たちに講演をする。
海外での初めての講演である。
まずは斗六の太平古街に住みながら町おこしをしている
カンさんにこの街の概略を聞く。
煉瓦造りの通りで、建物の中身は変われど、外観は当時のままである。
布袋さんと天使が混ざった不思議なレリーフ
この表札も日本の名残りだという。
非常に古く価値があり、観光資産になりうるが、
景観の統一が難しく、観光客もまだまだ少ないとのこと。
街を学生20名ぐらいと歩く。
不思議そうに行列を見るおっさん
昔ながらの薬屋を見学する。
漢方薬だが西洋医療におされて後継者がいないという。
学生がたくさん店内に入るが
おばちゃんは素知らぬ顔をしている。
フィールドワークは終了し、この後はぼくの講演だ。
日本での講演内容を英語を基本に、
時折日本語を混ぜ、それを通訳してもらいなんとかこなす。
みんな必死に聞いてくれていた。
最後はみんなでどうやって太平古街を活性化させるかとアイデアを出し合う。
みんなで最後に記念撮影。
きっと、ぼくのスピリットは伝わったと思う。
通訳をしてくれた呉ちゃんともパチリ。
みんな少し照れ屋だけども本当に熱心だった。
いい顔してた。ありがとう。台湾の未来は明るい。
(斗六 台湾)
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